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神奈川県中小企業家同友会
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株式会社ファス 代表取締役 甘利 大輔氏

社長が先を見てニコニコして走って行っちゃうので

社員みんなが「楽しそう!」と思ってついて行っちゃう。

ついて行くのは大変だけど、

「この人は面白くしてくれる人」だとわかっているんですね。

(FACCS 吉田様)
株式会社ファス 代表取締役 甘利 大輔氏

解決策はお客様ご自身が持っている、それを明らかにするのがIT顧問サービス

弊社はIT全般の顧問サービスを行っています。経営と業務をつなぐシステム提案のITコンサルティングや、経営に活かすシステム導入から保守までのインフラ構築などを顧問契約で提供しています。導入規模と使用目的に合わせたシステムの開発や企業の情報システム部門のアウトソーシングサービスも行っています。

お客様の業種は製造業、建設業、サービス業と多岐にわたります。業種が違っていても経営と現場を繋げる仕組みは基本的に同じ。事務方の業務にかかる時間やコストを削減して効率化し、その分本業に回してもらう。コンサルティング、と言えますが、経営者様の悩みや相談事を伺って問題分析し、現場の運用まで落とし込んで「お客様の欲しいものを形にする」というところに重きを置いているので“IT顧問サービス”と言っていますね。

経営者と現場って結構本音で語り合うのが難しかったりする。そんな時、顧問として入ることで壁を作らず両者の想いを聴けるんです。実は、悩み事や相談事の解決策はお客様ご自身が持っていることが多い。悩みを聞いて、課題を整理して、見えていないところを見えるようにする。色々なお客様のお話を聞いているので、現場に入っただけでお客様のお困りごとの匂いがわかる時もあります。(笑)

お客様によっては組織図に弊社の名前を入れてくださることもあります。顧問として永くお付き合いすることでお客様の文化に沿ったシステムの構築ができるし、信頼関係に基づいて互いに成長できる環境になりますね。

株式会社ファス 代表取締役 甘利 大輔氏

「えっとね」「あ、それでしょ?」 パートナーと阿吽の呼吸

最初はFACCS(ファス)プロジェクト、という形でメンバー4人で始めました。2006年11月ですね。自分は子どものころからバンドとかスポーツとか、変わったところだと考古学とかいろいろ興味を示すタイプ。ハードウェアの設計者を目指していて、その系列の会社に就職したんですが、配属先がソフトウェア部門だった。(笑)でもここで3年はがんばるぞ!と発奮して・・・最初は電話を取るのも怖かったんですがね。(笑)

時代はバブルがはじけた後で、だんだん世間はWindowsの流れになってきていたんですが、当時勤めていた会社はMsDOS※1で行くという方針だった。じゃあ自分の目指しているものとは違うな、と思ってSIer※2に転身しました。ちょうどマイクロソフト がExchange Server※3を販売し始めたころで、大手の会社から中小企業まで、色々なシステム構築のプロジェクトに携わりました。その中で、あるベンチャー企業の立ち上げをきっかけに今の会社の創業メンバーと出会いました。今のビジネスの下地はそれまでの経験で培われていますね。協力者にも恵まれて、様々な現場で普段できない経験を色々させてもらった。現場のことも経営のことも、そこで学ばせてもらいました。

メンバーのうち一人は中国人で、現在は中国の大連で会社をやっています。資本関係はないですがビジネスでの付き合いはあって、国は違えど阿吽の呼吸で仕事ができる間柄です。「えっとね」って言っただけで「あ、それでしょ?」と返してくる。自分の周りにはそういうリズムというか感覚が同じ人が多い。価値観というより呼吸ですね。

2014年から採用を始めましたが、新しく入った社員もみんなそうなんです。彼ら、なんか変わっている人たち(笑)で「社長と飲みに行きたい!」とか「みんなで旅行に行こう!」とか言ってくるんですよ。こっちが「えっ?!」ってなっちゃう。(笑)

MsDOS※1 1980年代マイクロソフトが開発したパーソナルコンピュータ向けのオペレーティングシステム(OS)
SIer※2 システムインテグレーション(SI)を行う作業者
Exchange Server※3 1990年代にマイクロソフトが開発したグループウェア ・ 電子メール製品

実は仕事を楽しいと感じたことがない

実は仕事を楽しいと感じたことがない(笑)というか、そう感じないのって、楽しくてしょうがないからだと思います。好きでやってることだし。もちろん、経営していて辛いと感じることはたくさんありますよ。でもやっぱり楽しいから、達成感があるとつらいことは飛んじゃう。あきらめた瞬間に全部終わっちゃうからあきらめないで走り続ける。あきらめないでいると、ちょっとずつでも上に行くことができる。それがお客様に伝わって、信頼関係を構築する。自分たちのサービスをご納得いただいて、受け入れていただいて、さらにともに成長できる。

社名のFACCS(ファス)はFuture(未来)、Active(活動)、Communication(伝える)、Carry(届ける)、Style(形)の頭文字をとってFACCSなんですが、コンセプトは「未来にいいこと」。プロジェクトで発足した当時から大事にしていて、時代の流行りすたりに追随するのではなく、変わらないものを追い求めていくというのが僕のビジョンなんです。

株式会社ファス 代表取締役 甘利 大輔氏

お話を伺って・・・

細かいところまで丁寧に気が付かれる甘利社長。その視点の鋭さ、数字に強いビジネス感覚はもちろん魅力ですが、もっとも強みであるのは「うちの社長が一番!」と言われるビジネスパートナーや社員さんが隣にいるということ、ではないでしょうか?
今回、インタビューに同席いただいた同社社員の吉田様が「甘利社長の人間力」を表現された、素敵な言葉を最後にご紹介します。

社長が先を見てニコニコして走って行っちゃうんです。

そのスピードが速くて・・・

部下がゼイゼイ言いながらついていく感じです。

でもその姿がほんとに楽しそうなんで、

社員みんなが「楽しそう!」と思ってついて行っちゃう。

ついて行くのは大変だけど、

「この人は面白くしてくれる人」だとわかっているんですね。みんな。

そうやって成長しているし、それが社風になっているんです。

企業情報

株式会社ファス
所在地:横浜市栄区笠間2-16-20 オフィス笠間2F
TEL:045-392-5202
URL:http://www.faccs.jp/