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神奈川県中小企業家同友会
10:00〜18:00(月〜金)

[報告] 2021年9月 横浜北支部 例会

テーマ:実践!!同友会会員同士のパートナー作り
 ~協業で付加価値増大と収益拡大を目指す~
開催日:2021年9月9日(木)
報告者:税理士法人YMG林会計 代表社員 林 充之氏
    社会保険労務士法人つむぐ 代表特定社員 堀内れい子氏
会場:Zoom(オンライン)

今回の例会は業種を問わず、未来へ向かって発展し続ける為の1つの形を示して頂いた報告でした。
林さんと堀内さんのお二人は同友会で経営指針を受講し、それぞれの理念を持った会計事務所と社会保険労務士事務所を運営するお二人が同友会理念の「自主・民主・連帯」の精神の下で協業しグループ企業となりました。

元々高い志を持ち企業のトップとして経営をしている経営者にとって他社との融合には経営方針や社風、会社の規模など考え方や価値観の違い等様々なハードルがあり、難しく面倒な事が多いと感じると思います。
勿論、林さんと堀内さんにも経営者としての価値観の違いがあり、越えなければならないハードルは幾つもあったことと思います。
しかしながら林さんが堀内さんに訴え続けた「対等な関係」と「コミュニケーション」が最も重要な前提であり、その上で一つずつ時間を掛けて越えていったとお話頂きました。林さんの「やろうと思えば出来ないことはない」の言葉がお二人の取り組む真摯さ表しを非常に印象深く残りました。

手を結ばれたお二人の関係は対等なパートナーシップの上にあり、自社の強みを持ち寄って新たな価値が生まれました。
二社の連携は新たなサービスを既存顧客に提供し収益増加をもたらしただけでなく、YMG社内で堀内さんの講習を開いて社員教育にも成果を上げているそうです。対等でありながら、お互いの強みを出し合い、弱みを補い支え合う関係は1つの理想的な関係と言えると思います。
そして同じ経営者だからこそ、よき相談相手にもなれ、時には精神的な支えとなっていることはとても大きなアドバンテージです。

同友会は経営者の集まりです。それは実際に今抱えている自社の難しい課題解決や目指したい方向に向かう為の近道に成り得るビジネスパートナーを探すことが現実的に可能な環境です。これからの自社の発展の為、新たなことに挑戦するならば協業を考えて連帯・連携で大きな機会を掴かもしれません。互いを尊重し合える対等なパートナーは心強い存在であり協業を考える価値はとても大きいと教えられた貴重な報告会でした。

(文責 株式会社トクワークス 代表取締役 今井徳)