横浜・川崎・横須賀・小田原・厚木・湘南など神奈川県各地で社長が共に経営の勉強を行い、社員とともに発展する会社を創ります
神奈川県中小企業家同友会
10:00〜18:00(月〜金)

[報告] 2022年2月 県央支部例会

テーマ:「経営者の役割とは?」~身の丈にあった選択…~
開催日:2022年2月17日(木)
報告者:株式会社FCC 代表取締役 深澤正司氏
会場: シリウス & Zoom(オンライン)
参加者:40名
株式会社FCC 代表取締役 深澤正司氏

深澤さんは、開業の経緯から03年の同友会に入会し、その後の紆余曲折と試行錯誤、そして現在の会社状況について、飾らずに謙虚に率直な報告をしてくださいました。

勤めていた会社で子会社の社長になる予定だったことから、独立して社長となる目標を持って、害虫防除並びに駆除の仕事に活路を見出します。

「当初は、自由さ、お金持ちに成りたい、社長の肩書が欲しい」のところからスタートしましたが、徐々に事業を拡大していきます。ところが、社員の共育が出来ていない段階では、何度か社員全員が辞めてしまうこともありました。

同友会入会後、社名を株式会社FCCに変え、経営指針を受講・実践する中で、多趣味を封印して、社員の自主性を育てて、仕組みづくりをして行きます。

ご本人は、「流れの中で行っている事」、「他は全部失敗」と仰っていましたが、実行力が有って常にチャレンジし、障害者就労継続支援A型・B型事業所でFCCの事業やオーガニックカフェのCafé Leafの運営、障害者グループホーム運営、無添加ドックフード販売とたくさんの新しい事業を創造しています。

試行錯誤を繰り返して、多くの会社を経営しています。

一方で、社員に任せながらも、「つい、自分でいろいろと遣りたくなってしまう」、「アンガーマネージメントが難しい」等の課題も挙げておられました。

同友会の入会を勧められた顧問先の故武田先生(同友会会員)からの教えを永く実践されていたり、様々な本から学ばれた事を活かしたり、律儀で勉強好きな面をのぞかせてくれました。

コロナ禍が長く続き、大変な時期はまだ続くかもしれませんが、深澤さんに倣ってチャレンジをしたいと思わせられました。

(文責:㈱ワイズ・インフィニティ 小林雅人)