テーマ:「50年の実績とこれから!長寿企業と共に育つ」
~私は皆に支えられて成長させてもらった~

  • 報告者:東神保温株式会社 取締役 石田絢子氏
  • 開催日:2019年7月22日(水)
  • 会 場:ウィリング横浜
  • 参加者数:33名

写真:東神保温株式会社 取締役 石田絢子氏

今回の横浜みなと支部ランチ例会は、東神保温株式会社の石田絢子取締役にお話しいただきました。

東神保温株式会社は、建設設備会社として今年51期を迎える長寿企業であり、オーナー会社です。
敏腕社長の父、一人親方の集団のような職人気質の強い会社で業績を上げ続けています。
学校を卒業した石田氏は、この会社への就職を考えることもなく、東京で就職し事務職を中心に6つの会社を経験します。

最終的に専務だった母の意向で東神保温に入社します。
業務に忙殺される中、今まで経験した会社と異なり、挨拶もなく稼ぐだけの会社の在り方や将来に対して焦りや不安を感じたそうです。
取締役に就任し、会社を変えていきたいと思い始めたときに同友会に入会しました。
多くの経営者が組織づくりの勉強をして、会社の未来を描き経営指針や社員教育を実践していることを知り、経営者として行動をして良いことに衝撃を受け、会社を変えようと決意しました。

さっそく同友会で学んだことを会社で実践しようとしますが、社員だけでなく身内幹部からの反対にも合い、自分が思っていることが何一つできない日々が始まります。
自分は正しいことを言っているのになぜわかってくれないのだろうと怒りを感じて出勤することが嫌になりながらも、さまざまな心の葛藤、現場での奮闘から、今では自分が大きく成長したことを実感するようになったといいます。

写真:東神保温株式会社 取締役 石田絢子氏・株式会社HRアセスト 取締役 濱﨑明子氏

会社、取引先を初めすべてに対して心の底から感謝の気持ちが持てるようになり、物事を客観的にみられるようになり、他者との距離を保ちながら様子を見て待つことや自分の心をいかに変えていくかということも学んだそうです。

石田家のためでなく真に社会に貢献していきたい、今は些細な変化を起こす機会を待ついわゆる準備の時期ではあるが、人が入って成長して辞めない会社を作っていきたいと力強く語っている姿が印象的でした。

経営者は、あの手この手で実行するという「押し」の姿勢で臨みがちですが、真の目的のためにひたすら待つという「引き」の姿勢もあるという点が非常に新鮮でした。

(文責:株式会社HRアセスト 取締役 濱﨑明子)

写真:神奈川同友会 横浜みなと支部7月例会の様子