テーマ:たった5人の会社が50,000社との取引を実現!
~13年続くネットショップでの突飛な人材育成の原点とは!?~

  • 報告者:スプレッド㈱ 代表取締役 田利 純氏
  • 開催日:2020年2月26日(水)18:30〜
  • 会 場:緑公会堂
  • 参加者数:40名

写真:スプレッド㈱ 代表取締役 田利 純氏

たった5人の会社が50,000社との取引を実現!

このタイトルにひかれて参加された方も多かっただろう。
政府が新型コロナウィルス対策として外出を自粛させている最中にも関わらず、定員を超える多くの方が参加された。もちろん一番の理由は、報告者人気であることは間違いないが。

写真:2020年2月 横浜北支部例会の模様

今回の報告者である田利純氏が経営する会社は『トナー246.com』というショップ名で、官公庁や医療法人・学校法人など、なんと53,000社もの法人等と取引きをしている。
しかも、13年間、未回収ゼロを続けているからすごい。
私たち中小企業の経営者としては、その秘訣を自社に取り入れたいところである。
話を聴いて感じたことは、「田利氏の他者と異なる視点や時流を読む力が、会社を発展させている」ということだった。

田利氏は、視点の持ち方が面白い。人と異なる行動をとるため、他者が見えていないところに気づく。ご本人曰く、母親に「おまえは、逆子で生まれてきたからな。」と言われ「だったら、人と同じことができないのは当たり前だ。」と悟ったそうである。

田利氏にとって大切なことは、「自分がどうあるべきか。」であり、他人と自分を比較したことはないそうだ。
それは、人生の節目に生かされている。
当時、リサイクルトナーというものが世の中に普及していなかったころに、ワールドワイドな仕事がしたいと願い、リサイクルトナーを日本で初めて販売したOA機器販売会社に転職したり、その会社が150店もあったFC店の拡大路線をストップし、育成を強化し始めたときに「拡大路線を止めると終わりの始まり」と感じて転職をしたり、起業当時は別の事業をしていたが、古巣のOA機器販売会社が業界から退いたと聞くなり事業転換するなど、自分視点で行動しているが、その行動が見事に時流に合っているから不思議である。

写真:2020年2月 横浜北支部例会の模様

この報告を聴いて

この報告を聴いて…というよりも、参加者の質問に対する田利氏の回答を聴いて、私自身が付加価値について考えさせられた。
「50,000社とのつきあいをどのようにしているのか。」という質問に対して、「一定の距離感を保つことを大切にしているので、あくまでもネット上の付き合いをしている。所在地が近い顧客にも会いに行ったことがない。」と田利氏。
「それでは、顧客が離れていくのでは。離れていく顧客に対してどういう対応をしているのか。」という再度の質問に対して「最近連絡がないと気づいた時点ではもう遅い、その時点で顧客はすでに離れている。
だからこそ、自分は、依頼を受けた時点(その場)で感じられる対応の良さなどに力を入れている。」と答えた。

田利氏の考える付加価値は、「ネット業界というバーチャルな世界を、リアルな世界に感じられるようにすること」であり、その場で完結するものである。通常私たちが思いがちな+αのサービスをすることや対面サービスによって関係を深めることではないのである。

写真:2020年2月 横浜北支部例会の模様

対面サービスが何よりの付加価値となると考えていた私は、その考え方を再検討する必要があると感じた。
他者の視線を意識し、他者と自分を比較してしまう私であるが、田利氏を見習って、明日から「自分がどうあるべきか」という心のままに行動する機会を増やしたいと考えている。

(文責:堀内れい子社会保険労務士事務所 堀内れい子)