テーマ:出来る、出来ないじゃない。やるか、やらないか!!
~「不可能」に挑み続ける、ものづくり魂がここにある~

  • 報告者:㈱タクマ精工 代表取締役 白石稜威男氏
  • 開催日:2020年2月18日(火)
  • 会 場:THE WINGS海老名
  • 参加者:26名

写真:㈱タクマ精工 代表取締役 白石稜威男氏

県央支部2月例会は、「海老名のエジソン」こと㈱タクマ精工の白石社長への質問形式による報告となりました。
白石さんは、一見したところ物静かでダンディーな雰囲気なのですが、ものづくりの話になるとふつふつと「ものづくり魂」が湧き出てきて、話が止まらない、そのような方です。

タクマ精工は創業40年、白石さんが仲間と共に立ち上げられ、社員数は40名ほどになります。
現在の主力製品は無人搬送車など工場での省力化目的のものや研究開発過程に使われるスポットものなどがあります。

タクマ精工の由来は、「切磋琢磨」と「たくましい」からだそうです。白石さんは設計出身で、お客様だけでなく加工屋さんとのパイプ作りにも注力され、お客様の期待に応えてきました。その根底にあるのが「①ものづくりが好き②お客様の役に立ちたい③仕事は結果を出さないと意味がない」という信念です。その結果、某S社では「困ったときのタクマ頼み」とまで言われるほどの信頼を得ました。

人材育成に関しては、お客様からの無理難題を「すぐにできません」と答えるのではなく「考えれば何とかなる」という強い気持ちを持ってやりなさいと指導されているそうです。常識という固定観念が時にして邪魔をするそうです。やはりお客様から相談されるくらいの信頼、実力をもたないといけないというのが持論です。

また最近のものづくりに対しては、お客様の購買担当者が技術も分からず値段だけで業者を選んでしまうことを憂いています。
安定して良い物を供給できるのか、その会社の考え方はどうなのかなど、値段以外のもっと重要なことを知るべきだと言われています。
ただ、お客様のトップも効率化という名のもとに自社技術を伸ばすことより外から買えばいいと短期的なものの見方をされる方もいるそうです。このあたりを白石さんはたいへん心配されていますし、日本のものづくりの弱体化もこのあたりも一つの要因になっているかもしれません。

最後になりますが、タクマ精工の「誠意・創意・熱意」という社是、そしてものづくりへの愛情が満ち溢れている白石さんのお話しには製造業はもちろん、他の業種の方々にもその思いが伝わったと思います。
白石さん、素晴らしいお話しをありがとうございました。

(文責:㈱赤原製作所 赤原宗一郎)