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神奈川県中小企業家同友会
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[報告] 2021年7月 川崎支部例会

テーマ:「なぜ社員教育が必要か」~共育ちが必要なわけ~
開催日:2021年7月27日(火)
報告者:株式会社ワイエムジーソフト 代表取締役 軍司敦氏
会場:Zoom(オンライン)
参加者:32名

川崎支部7月例会は株式会社ワイエムジーソフト軍司社長に報告をして頂きました。

軍司氏が社長になった直後は、自分勝手な社員を負け組と捉えるようなダメ社長だったらしく、同友会の経営指針を受けることにより、社長としての覚悟や、労使の考え方を勉強したそうです。

自社で経営指針を実践していくと、様々な困難にぶつかり、辞めていく社員が居たり、社員から「社長の言うことは信用できない」等といったつらい経験をしながらも、社員とのかかわり方を模索していきます。

そんな中、社員教育委員会で講師をすることで、社員との接し方を学んだそうです。
社員と向き合うには、先ず自分自身をさらけ出さなければと気づき、トライ&エラーを繰り返しながら、社員の気づきに成るような接し方を日々考える様になり、社員に話をしてもらう努力をする(聞く力を磨く)結論に達したそうです。

同友会の社員研修メニューを自社の社員に受けてもらう等、考え方の共有にも励み、社員同士の関係構築と家族を巻き込んだ関係構築をする為に、自腹で社員家族を招き、しまむらで子供服の買い物祭りなるイベントを催すことで、より強固な信頼関係ができたそうです。

この様な経験から、今後も理念経営を実践するツールとして、同友会の各委員会を積極的に活用していき、今後の取り組みとして「苦労はさせろ」「実績は安定を」「価値観の共有」に注視して次期社長を育成しているそうです。

軍司社長の報告を受け、社員教育とは、まず社長自身が色々な事に目を向け、勉強したことを吸収する事で、聞く態度(姿勢)が出来るのではないでしょうか。

タイトルの通り、共育ちが無ければ、社員を教育するどころか、辞めていってしまう危険性が有ると感じましたし、社員を教育するには自身も勉強して、成長しなければ、伝える事はとても難しいですし、誰もが持ち合わせているかもしれない身勝手な人間にならない努力が大切なのが良くわかりました。
手段としては色々なアプローチが有ると思いますが、私自身も同友会の各委員会を通じて、相手に伝わる会話の仕方や、社員とのコミュニケーションの取り方の勉強をさせてもらっています。

軍司社長の過去の赤裸々な失敗談や未来に向けた素晴らしい取組みを見習いながら、自社に反映できる所は参考にさせていただきたいと強く思う報告でした。

軍司社長ありがとうございました。

(文責 有限会社アールシーエフ 代表取締役 伊藤 嘉雄)