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神奈川県中小企業家同友会
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[報告] 2021年7月 小田原支部例会

テーマ:自社の現状と課題を語る!
開催日:2021年7月27日(火)
報告者:(株)あしがら印刷 代表取締役 大川耕作氏
    社会福祉法人宝安寺 社会事業部所長 大水健晴氏
    そば茶屋正庵 代表 磯崎憲正氏
会場:Zoom(オンライン)
参加者:28名

7月度の小田原支部例会は最近小田原支部に入会された、あしがら印刷 大川さん(2019年3月入会)、宝安寺 大水さん(2019年6月入会)、そば茶屋正庵 磯崎さん(2020年7月入会)の3名の方に「自社の現状と課題を語る!」をテーマとして報告を頂きました。時節柄、オンラインでのみの例会となりました。

トップバッターは印刷業を営む大川さん。長期的な売上の落ち込みが大きな課題となる中で、今年、経営指針作成部会を受講し、自身の経営者としての変革が急務であることに気付かされたとのこと。

2番バッターの大水さんは、保育所や障害者支援など、利用者が一日あたり700名にもなる社会福祉事業を営んでいます。スタートは大正時代に人助けとして行った託児所だったとのこと。この思想を継承し、慈悲の精神に基づく福祉を理念に事業を展開していますが、近年、社会福祉には高度な専門性が必要となっており、スペシャリストは育つが、全体を統括できるゼネラリストが育ちにくいことに悩みを抱いています。

3人目の磯崎さんは、ご親族の会社から独立し2年前にそば茶屋「正庵」を開業。半年後に小田原駅前に新設された商業施設への出店も決意し、積極的な事業展開をはかっています。飲食業界全体がコロナ渦により苦境にあえぐ中で、支給される補助金をお客様に還元する取り組みを行うなど社会貢献を大切にする姿勢が印象的でした。

報告後のグループ討論では報告者の最重要課題をテーマとして話し合いました。

大川テーマ:自身が経営者・リーダーとして変革するために何を学び、何を実践して行くことが必要か。

大水テーマ:部分最適はできるが、全体最適の視点をもった人材の育成はどうしたら良いか。

磯崎テーマ:みんながそば屋に求めるもの。どんなそば屋に行きたいか?

これらのテーマを1つ1グループに割り振った討論には、報告者本人にも参加してもらい活発な意見を取り交わしました。
本例会は参加者のみならず、報告者3人にとっても多くの人と悩みを共有できた大変有意義な時間となりました。

(文責 泰東興業㈱ 代表取締役 小澤三有)