2024年11月21日
2024年12月12日[小田原支部]
コロナの影響がたいへん大きい酒販業。この局面において経営者としてどのような覚悟で、どんな行動をとったのか、報告していただきました。
もともと外食産業への卸が大きなウェイトを占めており、ここがコロナ禍で大きな痛手を受けました。そんな中、ガレージセールでの一般客との関わりをきっかけに、新しい事業展開が生み出されました。
一般客に焦点を当てた店舗への思い切った改装で、目玉は店内に併設された立ち飲みコーナーの人が集う場として、同友会の仲間とセミナーを開くといった動きにも発展しました。
経営者としての責任について話し合われたグループ討論においては、窪田さんの「あきらめない気持ち」「ベストを尽くしたか自分に問う」「逃げちゃいけない」といった言葉に共感する意見が多く出ました。
私たち誰にも何らかの危機は起こり得ますが、その時に経営者としてどのような気持ちで立ち向かうのかが問われてくると思いました。
「たいへんだ」と逃げたい気持ちになるのが人情ですが、窪田さんはそうなるよりも「何ができるか」と行動される。経営者としての責任・あり方をあらためて自身に問いかけるいい機会になりました。
そんな窪田さんの基盤になっていたのが、多様な人々に揉まれた大阪での修行と、同友会での人とのつながりでした。「人とのつながりを大事にして、チャレンジしたい!楽しみたい!」という言葉にも表れています。
最後は前期かなカン実行委員長として、今年小田原で行われるかなカンへの熱いエールで締めていただきました。
(文責 ㈱豊栄荘 代表取締役 原健一郎)