「石橋は叩かず、造っていく」彼女を象徴する言葉です。
㈱大成ERC 代表取締役 成瀬有紗さんに卓話を依頼した理由は、コロナ禍の行動力でした。コロナ渦で大変な中、支えられている地元の困っていることを解決するために「A-LOUNGE」(コワーキングスペース)を立ち上げる行動力の持ち主です。
そもそも㈱大成ERCは金沢区で外国人を中心とした派遣会社で地元工場の労働力を下支えし、創業50年目を迎えました。直近では社員の健康を大切にし、横浜健康経営認証2021(クラスAAA)も取得されました。
入社前の成瀬社長は税理士事務所に勤務し簿記1級も取得、様々な事業でチャレンジと失敗を繰り返し、時にはメディアにも取り上げられる活躍をされていました。本人によるとイケイケの時代だったようです。
ところが事態は急変。大好きな父の他界です。父が大切にしている会社を母の反対を押し切り覚悟と意地のみで引き受けました。しかし多くの問題に直面します。古参社員の問題、想像以上の多額な借金、未納税金、代表就任して間もなくリーマンショック、そしてコロナと次々と壁が襲いかかります。
その壁を一つ一つ超えることに必死の日々、そこで同友会に出会います。
今回のテーマは「私と社員の自己変革と企て力」
ジェットコースターのような成瀬社長は、そういった数々の壁を越えてきた自信と責任感が作り上げた経営者です。経営指針は54部会に受講。そこで心から信頼できる一生の仲間に出会え、計画性ができ、社員に対しての考え方が変わったと強く話していました。
勘で動いていた経営者が、行動すべき理由ができたとの言葉は印象的でした。まさにテーマの自己変革です。
㈱大成ERCの経営理念
「世界中の人びとに 愛と情熱をそそぎ 幸せな未来を創ります」
社員を大切に思い、感謝し、持ち合わせた行動力とチャレンジ精神で常に前を向きながら自己変革し続ける成瀬社長に今まで以上興味が湧く例会でした。
(文責 小林運輸㈱ 代表取締役 小林 誠)