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神奈川県中小企業家同友会
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[報告] 2022年2月 横浜みなと支部例会

テーマ:「何も考えるな!人から感じろ!」~多様性にこそ価値がある~
開催日:2022年2月15日(火)
報告者:㈲レインボウ・クルー 代表取締役 橋本幸光氏
会場:神奈川中小企業センター & Zoom(オンライン)
参加者:34名

今回の報告は、橋本社長の歩んできた人生、そして、その経験を活かした社員との関わり方。そんな報告内容でした。

新潟出身の橋本社長は、メジャーデビューを目標に上京します。日々のバンド活動の中、師匠との出会いにより、多くのことを学んだそうです。

  • 何のために働いている?
  • 価値観は出会いでしか変わらないなど

この当時から橋本社長の感性は研ぎ澄まされていた様に感じます。
芸能界は、華やかな部分も影の部分もあると良く聞きますが、メジャーデビューしたものの精神状態はどん底だったそうです。その状態から現在の会社を創業するに至ります。

そして現在。社名の通り、レインボーに富んだクルーがいるそうです。
シニアの方々も多く活躍されており、それは計画のうちだと仰います。
社員との関わり方において、実践されているのが、人事評価制度の導入。評価というと、あまり良いイメージを持たない方もいるかもしれませんが、橋本社長は全社員でこの評価制度を考え、構築しているとのこと。

人事評価制度の本質は、コミュニケーションにあり、お互いを知ることが重要。
その点においては、㈱SORAのSPトランプを上手く活用されているそうです。
お互いを知る目的は、お互いを認めあうこと。お互いから素直に感じること。違い=間違いと否定するのではなく、違いを肯定する。その違いは多様性であり、むしろそこに価値があるのだと。

私は、違いを肯定するという視点を多いに学びました。違いがあるからこそ、補完しあい、学びあうことができる。多様性とはそういうことだと。

グループ討論のテーマは「今日の話を聞いて何を感じましたか?」でした。抽象的なテーマですが、どのグループも話が弾んだようです。

グループ発表において、1つ非常に勉強になった意見がありました。会社経営においては「志と多様性のバランスが大切だろう」と。まさにその通りだと。
志だからと他を認めないのは排他的だし、多様性を重視しすぎてもブレが生じる。これからの時代を生き抜くキーになりそうだと感じました。

(文責:木村亮太税理士事務所 所長 木村亮太)