今回の例会は、Withコロナ時代の会合開催方法として、リアル会場の「エポックなかはら」とオンライン会議システム「Zoom」を使用したハイブリッド形式で開催され、最近では珍しく、ゲストとビジター19名を含む、合計59名という多くの方たちが参加した、非常に賑やかな例会となりました。
報告者の(株)SOERUTE 代表取締役 山上剛史氏は、「エポックなかはら」にて登壇し、リアル会場参加者とZoomでの参加者へ向けて報告をおこないました。
出生秘話から、3歳で牛乳配達、中学生で資金繰りの苦労、経済的理由で志望校でない防衛大学に入学、更には家族の事情で自衛官としての出世街道を自ら断つなど、人生に翻弄されつつもそれを乗り越え、現在の(株)SOERUTEを大きく発展させてきた、山上社長の壮絶な半生について熱く語っていただきました。
その後のグループ討論では、「迷った時、逆境での経営判断、どんな対応をしてきたのか??」というテーマでディスカッションし、参加者たちからは、「逆境を楽しむ」、「経営方針、目標を定める」、「感謝する。とにかく相談」など、テーマに関する多くのコメントが挙がりました。
私自身は、今回の報告から、「まずは身近な人を幸せにする」という考え方を、改めて学ばせていただきました。
お母さまの会社が傾き、それを支える形で奥さまがご苦労される中、エリート航空自衛官の出世街道を捨てて奥さまのサポートに戻って来られた背景には、「身近な人を守れない者に、国を守ることなど出来るか!」という上官の教えがあったとのことです。
経営からは一見かけはなれたことのように聞こえるかも知れませんが、大きな経営判断をおこなう上で、実はとても重要なことであると常々感じており、波乱万丈の人生を歩んで来られた山上社長の報告を聞き、確信を深めることが出来ました。
今後の自社における経営判断においても、身近な人、例えば家族や社員、当社の場合はボクシング選手らの幸せを守ることを考え、そこから地域を、国を、世界の幸せを考えてゆくことを実践してゆきたいと感じました。
(文責:有限会社ホープフル代表取締役 川崎新田ボクシングジム 新田渉世)