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[報告] 2023年7月 横浜みなと支部例会

テーマ:固定概念を打破して100年継続する事業を創る
    ~社労士事務所が介護福祉事業を始めたワケ~
開催日:2026年7月20日(木)
報告者:社会保険労務士法人D・プロデュース 代表社労士 越石能章氏
報告者:社会保険労務士法人D・プロデュース 社労士/精神福祉士 武市 幸氏
会場:神奈川中小企業センター & Zoom(オンライン)
参加者:30名
社会保険労務士法人D・プロデュース 越石能章氏、武市幸氏
社会保険労務士法人D・プロデュース 越石能章氏、武市幸氏

報告内容

横浜みなと支部7月例会では、社会保険労務士法人Ⅾ・プロデュースの越石代表と武市さんにご報告頂きました。起業の理由と当時のビジョン、事業が拡大していく中で経営指針を受講したことで変化していく自身の想い、それによる組織内部との関係性の変化など、とてもリアリティ溢れる報告内容でした。

中盤からの「ビジョンの再構築と新規事業のきっかけ」は、例会のタイトルである「固定概念を打破して100年継続する事業を創る」ための明確な道筋でした。
2021年からスタートした介護福祉事業、外部から見ると、既存事業との関連性は低そうに思えます。
が、具体的な経緯と、そこに至るまでの準備の中には、時代の変遷とニーズを柔軟な視点で受け止める姿勢、本業の強みを活かしながら、お客様、共に働く従業員のために自社事業を永続させていく強い想い、そして、丁寧に積み重ねられた軌跡がありました。

ビジョンの再構築の基軸の一つである、環境の変化に対応しながら事業を継続していけるか。
そのビジョンを元に、従来の社労士事業のお客様から頂いたお話が、現在の介護事業の承継に至るきっかけになったという、偶然のようで必然性の高い、まさに想いが実現する報告内容に、参加した多くの経営者が共感しながら聞き入っていました。

横浜みなと支部7月例会

社労士だから分かる介護福祉事業の実態。慢性的な人材不足、人事労務などの課題、現場監督者など管理業務者の雇用が困難な状況など、現場に入ったからこそ見えた課題は、次の時代へのニーズで、社労士として勤務しながら、介護・福祉事業を確立するために、新たに大学に入学し、精神保健福祉士の資格を取得、その後経営指針まで受講した武市さんの決意が体現化された内容でした。

最後に、「固定観念は打破して100年継続する事業を創る」取組みには、自社の強みを活かしながらも、士業の枠を超え、時代の変遷の中で事業創造に進路を見出し挑戦し続ける越石代表の覚悟をお聞きし、私たち中小企業の経営者に、新たな「気づき」を与えてくださいました。

報告者から学んだこと、自社で実践していきたいこと

「固定概念を打破する」言葉にするのは簡単なようで、実際に実践するのはとても難しいと感じました。

普段考えていること、感じていることにどのくらい「思い込み」が含まれているのか、それを打破するにはどのようにすれば良いのか、先ずはその原点に立ってみることから始めようと思いました。

(文責:株式会社W-Insight 代表取締役 新谷永海香)