秋山氏の半生を振り返りつつ、これまでに起こった経営課題から機会を創出し、これまでどのようにして危機を乗り切ってきたか。またその経験を活かし今後の展望を経営実践報告として熱く語っていただきました。
座長として私は、秋山氏が何度となく「課題をクリアしてきただけ」と語る言葉が印象的でした。課題解決こそビジネスの本質であると思わされました。「イシューからはじめよ」という言葉がビジネス用語として世に出回っているように、如何に課題から物事を始める事が大切か。そして明確にした課題に愚直に取り組む事こそが、重要であると学ばせていただきました。
さらに秋山氏はそこで同友会を最大限活用する方でした。「困った時はすぐに同友会の仲間に相談する」とも仰っていました。そのように同友会で活躍する仲間の言葉を真摯に受け止め、その輪を大事にする。同友会に参加するすべての時間を無駄にしない。懇親会の場すらもすべて参加し、何かを持って帰る。そのような経営者として姿勢は大きな学びでした。
私も今回の報告に携わらせていただく中で大きな気づきがありました。県南支部の幹事会でプレ報告をする場に立ち会わせていただいた折りに、県南支部例会で前回報告者の方のプレを聞く機会がありました。
そこで採用に課題のある私は、障碍者雇用という選択肢と出会いました。秋山氏の報告を聞いていた私は、まさにその道のプロの秋山氏にすぐに相談し今月3月に早速、県の担当者と会う段取りが取れました。
このような課題から機会の創出にすぐに結び付けられる事が同友会の例会に携わる役得です。
終わりに今後の秋山氏の社業発展をお祈りすると共に、私も自社の成長に尽力し、この座長としての経験を役立ていきたい所存でございます。
(文責:株式会社Metaplant 代表取締役 平井達矢)