支部総会の看板である第何回が川崎支部第41回、たま田園支部第8回をみて、嘗て川崎支部が一つであった時から今の形になって8年の月日が流れたのかと感慨深く感じました。
私は、川崎支部がまだ一つにまとまっていた時に支部長を拝命しましたが、今思いますと何と無謀な任命を受けてしまったのかと思います。その時は無我夢中で目先の問題を解決して時間をかけて全体の活動にまとめていくしかなく、その若輩の支部長を支えて頂いた幹事や会員の皆様には感謝の言葉しかありません。
今回たま田園支部を纏めることになりましたが、正副役員・幹事や会員皆様の活動なくして、支部活動の拡充を推進していくことは叶いません。それと今回のような合同総会の在り方も、互いの支部活動の内容を共有できるのと、夫々の活動内容で新たな気づきに繋がるという点からも合同総会は継続して頂きたく思います。そして両支部が切磋琢磨することで川崎市を盛り上げていきたいと思います。
(文責:㈱スタックス 星野妃世子(たま田園支部長))
報告者は、富士宮清掃(株) 代表取締役 穂坂勝彦氏(静岡県中小企業家同友会 富士宮支部長)より、「地域にとって絶対に必要な会社『エッセンシャルカンパニー』を目指して」をテーマにご報告を頂きました。
穂坂氏は幼少時代より、将来は創業の祖父より続く富士宮清掃の社長になると漠然と思い描いておりました。
大学卒業後、やりたい仕事もある中、父より、富士宮清掃に入るようよう促され、そのまま入社するも会社の雰囲気も悪く、すぐに辞めてしました。
数年後、同友会に入会したと聞く父の仕事をする姿勢や会社の雰囲気も良く、再び入社しました。そして、自分自身も同友会にて中小企業憲章を逆説的に学びを深め、実践されたとのことです。
また、自社では地域に必要とされる存在として、社員の中に出戻り社員4名、親子、親戚社員5組11名と、雇用にも特徴がある。
人材戦略では、中国の戦国策にある「まず隗よりはじめよ」という故事を用いて、今いる社員を大切にすることが大事である。社員との面接では、夢を聞き、夢に寄り添う富士宮清掃は、定着こそ一番の人材戦略であるとお話しておりました。
まとめとして、エッセンシャルカンパニーを目指し、理念とビジョンの確立をするために、絶対に必要な存在(エッセンシャル)であるべき姿は、富士宮清掃で良いから、富士宮清掃がいい思ってもらえる事こそ、わが社の存在が地域の安心、地域発展につながると「理念型経営は科学性」という穂坂社長の想いをご報告頂きました。同友会の学びと実践を謙虚に取り組む姿勢は、同友会の真骨頂であると再認識した報告でした。
(文責:㈱久保田酒店 窪田隆太郎(川崎支部長))