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神奈川県中小企業家同友会
10:00〜18:00(月〜金)

[報告] 2026年1月 たま田園支部例会

テーマ:未来に向けた経営改革と挑戦~少数精鋭から組織経営へ~
開催日:2026年1月16日(金)
報告者:日親電機(株) 代表取締役 菅谷渉氏
会場:エポックなかはら & Zoom(オンライン)
参加者:51名
日親電機(株) 代表取締役 菅谷渉氏
日親電機(株) 代表取締役 菅谷渉氏

日親電機株式会社の菅谷代表は、2012年の事業承継後、社員の高齢化と属人的な「少数精鋭」体制の限界に直面しました。同友会での学びを活かし「組織経営」への転換を決意。「経営指針」に基づく計画的な新卒・中途採用を断行し、平均年齢を48歳から36.4歳へと大幅に若返らせることに成功しました。

事業戦略としては、大手や競合がひしめく一般商材から、ニッチな「温泉制御盤事業」へ主戦場をシフトしました。取得した特許技術を活用した源泉管理の自動化とサブスクリプションモデルの導入により、ブルーオーシャン市場を開拓しています。「数字は後からついてくる」という強い信念のもと、目先の利益よりもシェア拡大と人材・技術への先行投資を徹底。M&Aも活用して時間を買いながら、「上場を目指す」という壮大なビジョンに向けた果敢な経営改革の実践が報告されました。

2026年1月 たま田園支部例会

本報告からの最大の学びは、現状の積み上げではなく「ありたい未来」から逆算するバックキャスティングの重要性です。特に「モノ売りからコト売りへ」の転換は、単なる機器販売ではなく「日本の温泉文化を守る」という顧客課題の解決を価値とする視座の高さにあります。自社でも、数値目標と期限を明確にした経営計画の策定と共有が急務です。AI活用や人材投資を「未来への種まき」と捉え、学びを即座に実行する「計画実践即行動」の姿勢を徹底したいと考えます。

2026年1月 たま田園支部例会

報告後のグループ討論では「未来を見てビジネスをしていますか??」をテーマに意見交換が行われました。アンケートでは「出口(Exit戦略)を考える必要性」や「計画に基づく行動」への共感が寄せられ、参加者の意識が未来志向へ高まったことが伺えます 。

当日はZOOM参加を含め51名が参加しました。菅谷氏の「上場を目指す」という高い志に多くの経営者が触発され、組織や地域の壁を越えた連携の可能性を感じさせる有意義な例会となりました。

(文責:テンプラス社労士・行政書士事務所 鈴﨑治男)