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神奈川県中小企業家同友会
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[報告] 2020年9月 ダイバーシティ委員会 例会

テーマ:当事者と共に考える経営
〜発達障害・グレーゾーンの当事者も直面するテレワークから見えてくる新しい働き方のあり方とは〜
開催日:2020年9月27日(日)
報告者:一色宏治さん、トキオさん(会員外報告者)
会場:Zoom(オンライン)
参加者:70名

任意団体ロコペリさんと任意団体オムグレイさんとの共催例会は昨年に続いて2回目になります。

本例会の目的は発達障害・グレーゾーンの方(以下当事者と呼びます)と経営者がお互いを知り、目に見えない壁をなくす事にあります。
実に70名超えの方に参加していただき、お二人の当事者の方に報告していただきました。
まずは、アイスブレークとしてブレークアウトルームに分かれて5分間の自己紹介タイムです。

テレワークから考える発達障害者支援

そして一人目は、発達障害をオープンにしている一色さんから「テレワークから考える発達障害者支援」というタイトルでの報告です。
発達障害の特性を表すADHD,ASDの学術的解説から、その特性とテレワークとの相性をご自身の体験を踏まえてわかりやすく説明いただきました。
その論理的思考に感服です。その後、すぐにグループ討論に入ります。

可能性だらけのテレワーク

二人目はトキオさんから「可能性だらけのテレワーク」というタイトルで、テレワークという働き方がご自身にとっていかに効果的なスタイルなのかを報告いただきました。

トキオさんは、テレワーク前は業務上のコミュニケーションを中心に非常に苦労されていたそうですが、テレワークになってネット上のコミュニケーションが肌に合い、仕事で成果も出るようになり、いわゆるできる人に変身していったそうです。
ちょっとした工夫や気遣い、サポートがあれば誰でも活躍することができるということを証明してくださいました。
その後、直ぐに2回目のグループ討論に入ります。

この3回の絶妙なタイミングでのブレークアウトセッションで当事者の方と経営者が本音で語り合うことができました。

経営者が当事者の方を理解するのはもちろんですが、当事者の方が経営者を知るという非常に貴重な機会になりました。
当事者の方の感じていること、困っていること、上手くいっていることを知ることで「人を生かすヒント」がそこにはあり、経営者が実はただの「人」だったということを当事者の方も理解できたのではと感じております。

報告とグループ討論が非常にテンポよく、150分に渡るZoom開催でしたがあっという間に大盛会のうちに閉会いたしました。

来年も間違いなく3回目が開催されます。沢山の皆さんの参加をお待ちいたします。

(文責:㈱ロジナス 山本 啓一)