株式会社東邦プランの本多さんの報告は、川崎支部では、久しぶりの報告になりました。
平成元年創業、32期目に入り売り上げも人も増えて会社も大きくなり、順調に会社経営が進んでいたと思われた中、新型コロナウイルス感染拡大防止のために政府が発令した4月7日の「緊急事態宣言」を受け、社内の体制見直しの一環で従業員のテレワークに取り組み実施したことで、これまで当たり前としてきた業務内容や営業スタイル、働き方に社内環境が大きく変わってきました。
緊急事態宣言が全面解除された後も現在、テレワークを継続しています。
リーマンショックの時は、売上も人も半分になり、倒産の危機に陥った時に経営者としてどうにも立ち行かなくなった時に紹介をきっかけに同友会に入会しました。
当時は、経営理念も経営計画もなく、社員にとって将来もビジョンの見えない我流経営だったことに気付き、まずは経営理念を作ろうと決めて、すぐ経営指針作成部会に参加しました。
何でこの仕事をしているのか?何のために仕事をしていくのか?仕事の原点を創業当時と現在の会社と自分を見つめていく中で、理念をようやく自分の言葉で生み出した最初の時でまさに経営者として初めて向き合う時間でした。
しかし作成してから会社も経営もすぐうまくいくと信じて、作成後は、社内で経営指針発表会も毎年実施しましたが当時は、会社は思ったようにすぐに変わらず、社員を少しずつ巻き込みながら築き直し先輩経営者の会社の訪問や経営指針発表会など見せていただき、良いと思うことを取り入れて実践し、自社に合う形に手直しし失敗から始まり自社に合うスタイルをずっと追究し続けました。
討論はリアルが3組、zoomが2組。皆さん三人の会社の立場で様々なアイデアを出しあいました。
そして、平塚さんには団体客の前に個人客に対して記念日等のイベントを盛り込むと自ずと団体客に移行するのではないかと。
重田さんには世界観をしぼったお客様に情報発信して、ネット販売等に力をいれると良いのではないかと。
下村さんには仕事の全体像を皆で共有して、ランチ会等をいれてコミニュケーションを円滑にとの発表で、充実した例会でした。
今、コロナ禍の不安定な見通しにくい状況の時ですがリーマンショックの時には、なかった経営理念も経営計画があり目指すべき会社の方向性が明確で社員に対する考え方も大きく変化しました。今、経営指針とSDGs(持続可能な開発目標)と一緒にして社内で勉強会を取り組んでいます。
そして同友会で学んだことを自社に持ちかえって実践することだと思います。
強い企業でなく小さな企業でも今後、時代時代に事業環境の変化にも柔軟に対応できる企業が求められて変わってきています。
会社の大きさ、規模、利益率、社歴は、関係なく自分の会社のあるべき姿、自分の会社の進むべきところ、本当にやりたい事を自分の中でしっかりと持って経営していけばコロナを吹きとばせると力強い報告をいただきました。
報告を聞きまして経営理念を社内だでなく外部発信していくことコロナ禍であっても生き残るための経営者の覚悟と決断、そして気持ちの持ち方が大切で改めて明るく前向きに考えて行動することを明日から実践していきたいです。
(文責:(有)テーラーマックス 外木 宏明)