まずは、社長になるまでのお話からスタート。
狭いところがキライなので、厨房がダメとの事。
それが、タイトルにもある「料理ができないオーナーシェフ」の生い立ち。
その為、営業に出ることになり、「自分、店を売る」のではなく、「困り事から、お店として何ができるのか?」を学ぶ事に。
そして、社長として、初めにした仕事とは? なんとトイレ掃除。
また、社長になってからは、いきなり、120名の従業員を身の丈サイズにすべく、20名弱まで縮小する英断を行う。
次に繋ぐ社長の為に、「与えて、与えて、与えて」をモットーに従業員への浸透を図る。
「相手勝手」の言葉のもと、自分以外はすべてお客様のためが会社の理念。
「ありがとう!」を言ってもらえる事を考えて行動する!徹底した顧客主義こそが、最大の差別化ポイント。
具体的な行動として、驚かされたのは、水やお茶の出し方。お年寄りにお水を出す際は、常に半分で。
なぜなら、お年寄りには重いおもいをさせないのがその理由。
必要であれば、何度でもお水を入れにいく。夏のお茶は、最初ぬるめのお茶で、最後に熱いお茶を出す。
ここまで、気を遣った飲食店の対応は、初めて聞きました。
そこまでやるか!
コロナの終息が見えない中、今後の展開としては、デリバリーの充実。特に老人に向けて対応していくとの事。
ここにも、「与えて、与えて、与えて」の精神が。
老人が食べられるラーメン1杯からでもデリバリーOK。しかも、麺とスープを分けて持参し、その場でラーメンにする。
ここまで、くるともはや神対応!
客第一主義を口にする企業は数々あれど、真の顧客主義と何か?改めて気づかせられる内容であり、大路屋のファンになる理由が十二分に伝わる内容でした!
「相手勝手」そして、「与えて、与えて、与えて」。
あなたの会社のモットーは?
(文責:株式会社OHKマーケティング 本多 宏哉)