小田原支部では、年に2回、新入会員さんが報告する例会を設けています。
7月例会は、「新入会員さん報告例会」の第1回目。2019年に入会した3名の方に報告いただきました。
前半は何ゆえのゆとり世代なのかの自己紹介から始まり、会社紹介では事業内容のアスベストに関する調査、分析コンサルティングについて詳細に教えていただきました。
割と競合がなく順調に業績を伸ばされていますが、経営者としての悩みも聞かせていただきました。
1人目の報告者は、あさぬま事務所の浅沼さん。
大学時代は社会福祉学を専攻し、福祉施設の相談員やケアマネージャとして勤務した後、司法書士を目指すことを決心し、平成19年に試験に合格。平成23年に小田原で司法書士事務所を開設されました。
経歴が現すように「司法書士+社会福祉士」というダブル士業の資格をお持ちです。
業務でも、通常の不動産や会社・法人登記の他、成年後見業務や財産管理業務等も行っているのが特徴とのことでした。25分に渡っての大変落ち着いた報告が印象的で、この落ち着きは、相談するクライアントからの安心感や信頼感に繋がっているのではないかと思います。
2人目の報告者は、ODCayalyst(ODカタリスト)の本木さん。
「人材と組織の開発、女性活躍推進のコンサルティング、企業研修講師」を事業とされています。外資系会社の人事部門において第一線で活躍された後に2018年9月に小田原で創業されました。キャリアが重視される外資会社での豊富で波乱万丈な経験、現業や地域への想い、そしてパワフルな語り口。
本木さんらしさが溢れる25分(実は時間が足りなかった)の報告でした。
3人目の報告者は、Principle(プリンシプル)の山内さん。
オーダースーツの販売をされておりまずが、店舗は持たず出張販売のみという独自の事業をされています。
報告では、なぜこの事業を目指そうと思ったのかというルーツをお話し頂きましたが、そこには山内美学とも呼べるカッコよくて素敵な世界があることがわかります。
顧客ターゲットを経営者層に絞り、「モノ」を売るではなく、モノが購入者にもたらす「コト」を売るという考えで事業をされていること、それが独自の事業を作り上げる力になっていることがよく分かりました。
3人の報告は、業種は違えど、みなさん創業者。2代目として事業を継いだ私にとっては、創業に至る想いをとても生々しく伺えたのがとても勉強になりました。また、小田原で起業された3名それぞれに地域への強い想いを感じました。同じ地域で事業をする仲間として、これからも支え合い、学び合って、共に発展していけたらと思います。
3名のみなさま、報告ありがとうございました。
これからもよろしくお願いします!
(文責:有限会社川田製作所 代表取締役 川田俊介)