今回の報告は、橋本社長の歩んできた人生、そして、その経験を活かした社員との関わり方。そんな報告内容でした。
新潟出身の橋本社長は、メジャーデビューを目標に上京します。日々のバンド活動の中、師匠との出会いにより、多くのことを学んだそうです。
この当時から橋本社長の感性は研ぎ澄まされていた様に感じます。
芸能界は、華やかな部分も影の部分もあると良く聞きますが、メジャーデビューしたものの精神状態はどん底だったそうです。その状態から現在の会社を創業するに至ります。
そして現在。社名の通り、レインボーに富んだクルーがいるそうです。
シニアの方々も多く活躍されており、それは計画のうちだと仰います。
社員との関わり方において、実践されているのが、人事評価制度の導入。評価というと、あまり良いイメージを持たない方もいるかもしれませんが、橋本社長は全社員でこの評価制度を考え、構築しているとのこと。
人事評価制度の本質は、コミュニケーションにあり、お互いを知ることが重要。
その点においては、㈱SORAのSPトランプを上手く活用されているそうです。
お互いを知る目的は、お互いを認めあうこと。お互いから素直に感じること。違い=間違いと否定するのではなく、違いを肯定する。その違いは多様性であり、むしろそこに価値があるのだと。
私は、違いを肯定するという視点を多いに学びました。違いがあるからこそ、補完しあい、学びあうことができる。多様性とはそういうことだと。
グループ討論のテーマは「今日の話を聞いて何を感じましたか?」でした。抽象的なテーマですが、どのグループも話が弾んだようです。
グループ発表において、1つ非常に勉強になった意見がありました。会社経営においては「志と多様性のバランスが大切だろう」と。まさにその通りだと。
志だからと他を認めないのは排他的だし、多様性を重視しすぎてもブレが生じる。これからの時代を生き抜くキーになりそうだと感じました。
(文責:木村亮太税理士事務所 所長 木村亮太)