2023年3月15日(水)11時から藤沢商工会館ミナパークにて、湘南支部3月例会が開催されました。
報告者として登壇されたのは株式会社アワフルの代表取締役 緒方和美さんです。緒方社長は専業主婦でお子さんがまだ小さい中、父親の急逝で突然経営者となりました。幼児教育に力を入れたい一方で初めての会社経営、しかもお父様からはほとんど引継ぎも受けらず何もわからない状態でスタートしました。
お父様の想いを継続したい一心でしたが、お母様は大反対、夫からの条件は今までと変わらず家事育児は緒方社長がすることでした。
子どもを公園に連れて行きながら、そのまま関西の代理店行脚に向かったこともありました。代理店からは今までの不満をぶつけられトラブルも発生します。その上、代金を支払わない代理店から訴訟を起こされ最高裁まで争いました。
また、自社の専用洗剤や技術スタッフによる機械の模造品も販売され苦難が続きますが、持ち前の明るさと決断力で次々と乗り越えていきました。そして子育てにおいても大きな転換を行います。
息子さんをシュタイナー教育の実践をしている幼稚園に通わせていましたが、お母様の協力が限界となり保育園への転園を決断します。
落ち込む緒方さんでしたが園長先生から「子どもとの共有時間は長さではなく密度、お母さんの想いや考え愛情は心の栄養になる」と励まされます。そして子どもの成長とともに時間の使い方も変化していきますが、引っ越しをして「時短」にも取り組み状況に応じて仕事と家庭のバランスを取りながら両立をさせていきました。
時折、シングルなら仕事に集中できるのにと思うこともあるそうですが「まあいいか」と80%で満足するよう心掛け、仕事を回し続けることで売上を伸ばしていきました。
成人した子どもさんからは「仕事が早い、マルチタスク力がすごい」「人生のコスパが良いよね」と評価されているそうです。最後に緒方社長自身は経営者として生きることで「何よりも色々な人たちと出会い、体験することで自分の持っている力や可能性が広がった」と述べられていました。
その後のグループ討論では「経営者になって変わったこと変わりたいことは何ですか?」をテーマに活発な意見交換が行われ13時頃から昼食交流会に入り、お弁当をいただきながらの情報交換をして終了となりました。
(文責:エスブーケ 伊藤千明)