私たちは常にいろんな方とお会いしている中で、親しみやすい感覚で永谷さんは私たちたち県南支部例会の報告をしてくださったまずそのことに感謝をいたします。
報告の中でまず経営的要素で印象的なのは、3つの時計の話があげられます。フランチャイズ経営をするにあたって、一つの店だと、間違った方針に気づかないが2店舗めで異なる方針がでてしまう時、どっちが店舗経営で正しいのかわからない修正の為の3店舗目で、正しい店舗経営ができるという坂本孝さんの考え方を教わりました。
次に抽象性 概念性 再現可能性という多店舗展開をするにあたっての考えも印象に残ります。その根幹を全社員に浸透させる仕入・陳列・加工・販売の4つのサイクルというシンプルな考え方とマニュアル化・教育研修制度・スーパーバイジングシステム・目標管理評価システム・モデル店舗を作り社員を働かせて意識改革をはかる多店舗経営の必要な要素がたくさんありました。
永谷さん個人の人生を語る上で重要なこともありました。様々なポジションに要職に付かれる中で、現場との付き合い方 考え方を浸透させるテクニック テクニックというより会社という所、つまり人が働いてるところは、人と人とのふれあい語らいが重要なんだということを 言葉の中から暗に示しているという考えを改めて感じました。
そして、坂本孝さんの経営の師匠 稲森和夫さんの経営哲学が、永谷さんにも頭の中に入っていることも、私は感じました。
6つの精進 謙虚にしておごらず もうちょっとどういう内容か永谷さんの言葉で聞いてみたいとは思いましたが、今回の内容とは少し外れていますので仕方ありません。
隣の芝生は青いとよくいいますが、永谷さんは楽しそうに人生を送っているようで、会社人生の中で、様々なご苦労もされているということもわかりました。
諸行無常という言葉で永谷さんは語っていましたが、人生とはそういうものなのでしょう私はもう少し様々な経営哲学を学んでみたいと思います。
若いころからの坂本孝さんとの出会いの中で育くまれた会社人生は永谷さんのの中で財産になっているのではないかと思います。
哲学者の安岡正篤の言葉に
人間はできるだけ早くから良き師良き友を持ち良き書を読みひそかに自ら省み自ら修めることである。人生は心がけと努力次第である。
という言葉があります。
まさに坂本孝さんは、永谷さんの良き師だったんだなとつくづく思いました。今後の永谷さんのご活躍を祈りいたします。
(文責:㈱オキノ包装 専務取締役 高橋喜久夫)