株式会社山根工務店は、内務省技官だったとされる山根峯太郎が現在の京急大師線の工事をきっかけに、1902(明治35)年に山根組を創業したのが始まり118年の歴史を築き工場や商業ビル、公共・教育施設、一般住宅・共同住宅などを幅広く手がけ、街のニーズを捉えながら川崎市とともに成長してきました。
入社して間もないころにバブルの崩壊、設計の耐震構造計算書偽装問題事件、社長就任後には、リーマンショックによる景気の悪化、東日本大震災、厳しい環境で決して順風満帆では、ありませんでした。
その時代を乗り越え、建築業として新築、解体、内装、リフォームやリノベーション工事など不動産建物管理なども手がけ他に一級建築士事務所、宅地建物取引業を併設しワンストップ企業として地域オンリーワンを目指し経営安定化をはかっています。
昨年の台風19号では、川崎が被災したい時に川崎市内の建設業者で組織された川崎建設業協会の会長として特設作業隊が行政と連携して復旧工事にあたりました。
新たな事業展開として今年の8月にビジネスホテル「ホテル縁道」を開業しました。
かつて旧東海道の宿場町としてにぎわった川崎宿で旅人と近くの稲毛神社の参拝者が行き交わったように、167室のビジネスホテルと、ホテル併設の「縁道食堂」が、旅人と地域の人の「縁」を結ぶ場所になってほしいという思いを込めての開業になりました。
東海道川崎宿を意識した館内には、「和」があふれてビジネスホテルには、珍しい和室付きの客室が人気でぬくもりにあふれています。
グループ討論では、
「未来に向けてあなたの会社の新たな切り口は、何ですか?」
「あなたの会社は、良い「番頭さん」は、いますか?」
またどうやって育てていますか?」というテーマで討論し
「新たなる取り組みが必要だと感じ何よりチャレンジすることの大切さ」
「会社の歴史を把握することで自分のやりたい事の説得力ある考える力にして新たな切り口にしていきたい」
「今後の社員のボトムアップや人材育成を明日からしていかなといけない」
「これから事業継承を考えていかないといけない」
といった声がありました。
118年の歴史の中で今、コロナ禍によって苦労もありながら前向きにチャレンジする姿勢は、先代から受け継がれている「ヤマネノシゴト=絶対的信頼を築くこと」につながっていてそして会社の分析もされ歴史をおさえイメージが絵にされているなと感じました。
今、コロナ禍で大変厳しい状況が続いていますが報告を聞きまして新たな取り組みで今までにとらわれない新しい感覚で前向きな気持ちを忘れず明日から進んでいきたいです。
(文責 (有)テーラーマックス 外木宏明)