ダイバーシティ委員会の2020年ラストの例会は何とクリスマスイヴというロマンチックな日に町田のぽっぽ町田とZOOMで開催されました。そんな日に報告してくださったのは(有)パーソナルアシスタント町田の会長の安藤さん。
バイク事故でご自身が重度障がい者となり車椅子での生活が始まる。その生活の中で沢山の生き辛い環境を実感し、それならば自分で変えていこうと会社を設立。
主な事業は重度な障がい者へのホームヘルプ事業で現在の社員数は228名。会社の役員や責任者も重度障がい者が担っています。そこにはまず企業発展には必要な発想の転換がありました。まず、出来ないことではなくて「できることを探す」ほかにもピアサポートの重要性やセルフワークマネージメント、愚行権の尊重など、目から鱗な学びも沢山ありました。他にも(ユーザー・ヘルパー・事務局)の三者は対等という考え。
何と同友会の労使見解にある「労使は対等な関係」にユーザーもプラスされての実践。これも障がいの有無にかかわらずお互い様精神、認め合う精神ということが根本にあるからこそだと強く思いました。多様性を認め合い、みんなで共生社会の実現をと普段から思っていますが、今日の安藤さんのお話で今まで自分が思っていた考えのもっと根本的な部分に向き合わせてもらえました。
障がい者就労支援や障がい者雇用もそもそも対等な関係の上に成り立っているのか?安藤さんは生活する上では24時間誰かの力を借りる必用があります。でも228名の社員を抱え素晴らしい企業経営をされています。
人は誰でも一人では生きていけません。助け合うその内容も人によって違います。
その人をきちんと知って理解して尊重する。その土台がパーソナルアシスタント町田のみなさんには出来ているのだと思います。
その土台があるからこそ、誰かの役に立つことで喜びを感じることが出来る。喜びを感じている人は輝ける。夢実現に向けて進化するダイバーシティ経営は素晴らしいものでした!
サンタさんからの最高のプレゼントをいただきました。
(文責 株式会社まちふく 代表取締役 田中博士)