5月に菅野支部長が就任され、初の例会開催となりました。
今月の報告者は、あさがぜ特許商標事務所 所長の中山俊彦さんです。
“特許事務所独立奮闘記!〜もがき続けた9年間「俺のビジョン」から「みんなのビジョン」へ〜と題し、独立の経緯から、事業に書ける思い、今抱える課題とこれから先の未来への希望を赤裸々に報告くださいました。
“人を見る・個の強みの尊重を見える化する”という中山さんらしさが培われたのは、幼少期の引っ越し体験や、銀行時代の法人新規開拓の経験、型にはめられることへの違和感からだったように感じました。
独立した当初、中山さんが”俺のビジョン”として掲げたのは
「できること、できそうなこと・数値で表現すること・やり方」でした。
思った以上に事業がうまくいき、2年後と掲げていた事務員の雇用が半年で叶うこととなりました。
その後、事業の拡大とともに社員数も増えていき、現在は6名の方がチームとなっています。
しかし、その間には採用後すぐに辞める社員がいたり、事務所内のコミュニケーションがメール等の間接的なものとなったりと、課題も生まれて日々試行錯誤されてきました。
その中で今たどり着いた一つの答えが“みんなのビジョン”です。
“うちと付き合ったらいい会社になるよ”という事務所になりたい。
“知財活動を通して、あさかぜ特許商標事務所としてクライアントへの貢献、社会への貢献に共に喜びを感じたい”
当初の“俺のビジョン”にはなかった“あり方”をそして、社員のみなさんと“共有”することで、“みんなのビジョン”としていきたい。そんな中山さんの思いを受け取りました。
グループ討論でも、各会員企業でのコミュニケーションについて抱えている課題や取り組み、成果についても積極的な意見交換が行われました。”えい、やー”とすぐに効く特効薬があるわけではありませんが、毎日の日々の意識と行動がきっとつながっていきますね。
(文責 じぶんsmile♡ 代表 林 英奈)