相模原支部の12月例会が、橋本のソレイユさがみで行われました。今回の報告者は大和興産株式会社代表取締役の大貫真嗣さんで、「ダメ社長が生まれ変わった軌跡」というテーマで報告されました。
副題は、「~すべての神髄は〇〇〇~」というもので、「〇〇〇」とは、いったい何のことだろうと、始まる前から期待がふくらみました。
大和興産㈱は、相模原市の南部、相模大野を中心に50年にわたって地域密着型の不動産会社として、活躍しています。大貫さんは、社長を拭き継いだあとも、社長の仕事とはいったい何なのか、どうすればいいのかを考えるものの、どうしてもネガティブな考えにとらわれてしまいがちでした。
そんな中で、同友会に入会され、そこで「経営指針」と出会うことになりました。経営指針を作成していく中で、これまでネガティブ志向だった考えが、大きく変わっていくことになりました。
確かに、一人でいくら向き合っていても、答えを出していくことはとても難しいのではないかと思います。大貫さんのように、自分の中にあった「自分の存在意義はなんなのか」、「まわりの人を幸せにしていきたい」という思いを、経営指針に取り組んでいく中でしっかりと見出すことができたということは、自分にとってもとても刺激となりました。
私自身も、開業から20年以上個人事業主として行政書士の仕事をする中で、あまり自分の立ち位置について考えることはなかったように思います。2020年に事務所を法人化したのですが、その時になってはじめて「社長の仕事」が何なのか、そして「社長の責任」の重さを、感じるようになりました。
大貫さんの報告を聞いて、まず未来からのステップをしっかり意識して、それをPDCAに落とし込んで、確実に実行していくというところを、まずは自分のビジョンを持つというところから、考えていきたいと思います。
(文責 行政書士法人NEKTON 代表社員 今村正典)