2月の横浜中央支部例会は、支部初となるユニークな形を取り入れました。
報告は本年度(2022年度)に入られた4名の方々。複数の方が報告する形式は過去にも実施していますが、その後のグループ討議が新たな試みとなったのです。それが、4名の報告者それぞれが掲げた異なる4つのテーマをディスカッションするというもの。
報告自体は一人15分という枠があり、「自己紹介+自社の課題」という流れでした。4人が挙げた課題は、商品企画/リピーター化/パートナー連携/モチベーションアップ。どこの会社にも多かれ少なかれ散見される内容ではないでしょうか。
討論では、報告者への助言ではなく、同じような問題を過去に自分がどう乗り越えたか、あるいは自社で起きた場合、どう対処するか、そんな視点で熱い議論を交わしていただきました。
今回は、新会員の方の参加が多かったのですが、いざ討論が始まりますと、会歴に関係なく、瞬く間に会場が熱気の渦に。討論の間、ずっと喧騒状態(笑)となりましたのは、いうまでもありません。
終了後に報告の4名の方に感想を伺いますと、「経営課題の整理になりました」「自分がなにをすべきか、明確になりました」「気づきが多く、メモを整理しないと消化しきれません」といった声を頂戴しています。
私自身も今回の運営に関わらせていただき、いくつもの気づきを得ることができました。中でも一番は、報告された方々の行動力とそのスピード感です。決めたら即行動、年齢も業種も異なる4名の報告者ですが、そこは共通していました。言い訳せず、良かれと思うことは、まずはやってみる。その上で問題があれば見直しをかける。私自身がその実践を誓う、そんな場となったのです。
経営に真剣に向き合うメンバーが集う同友会は、刺激が多く、また良い意味でのお節介も多く、素晴らしき仲間の集まりであると改めて感じております。
神奈川県中小企業家同友会、そして横浜中央支部、最高!
今回の例会を通して、何か持ち返って実践していただけば座長として嬉しく思います。
(文責 伴走 金子誠志)