トラックドライバーからの転職をし、薬の配達から全く経験のない薬品会社の営業職へ、介護施設を経営されている方とのご縁で奥様の後押しもあり薬局を開業、現在は埼玉、小田原と4店舗を運営されています。
自社の課題として
を挙げられました。討論テーマは大室氏の課題をグループで話し合い「リーダーに任せきりであったり、また干渉しすぎる事も良くないのでは」「社員が社長に意見が言える環境であるか」「組織図を作成するのも社長が一方的に決定するのではなく、社員とコミュニケーションをとって決めるのが良いのでは」「仕事全体の流れを分かってもらい役割分担をし社員に責任をもってもらうのが良いのではないか」等、様々な意見が出されました。
現在、就労移行支援事業をされており、障がい者の方の職業訓練、就職に特化した法人を運営されていますが、働く事を継続させる事の大変さを痛感されています。ご自身やご家族のご経験をお話され現在に通じる福祉の仕事されるまで大変ご苦労の連続だったとの事です。
自社の課題として
県西地域の企業様に障がい者を雇い入れてもらうには?
を挙げられています。グループ討論では「企業の見学会への参加、障がい者の方を知ってもらう為にお試しでの雇い入れ」「同友会を利用して、複数社を転々としても良いという柔軟な考えではどうか」等、雇い入れをする立場の方々からの意見が出ました。
報告者の共通項として、今までの波乱万丈なご経験の中、行動派であり、チャレンジ精神旺盛、事業承継ではなく今の起業に活かされていると感じました。そして何よりも「とても明るい!」という印象でした。薬局、障がい者支援の業種でも、ご自身のやる気、ご縁、繋がりで他社では行っていない独自の業態を発展されているのを知り、大変有意義なご報告でした。その大胆な行動力は、私自身もっとお聴きしたい、見習いたい部分でした。
入会歴の浅い御二方には、これからも同友会に積極的にご参加いただき、多くの経営者との繋がりを広げていただければと思います。
(文責:㈲添田勝工務店 加藤かおり)