例年であれば『望年例会(忘年会)』となることが多い12月の県央支部例会、今年は真面目に⁉︎報告とグループ討論を交えた会となりました。
ご登場されたのは同友会に入会されて3年となる株式会社協同電気研究所の大塚研輔社長です。
私は大塚さんとは経営指針作成部会53部会で初めてお会いしました。
その時の印象は『何と誠実で真面目な方なんだろう』と。
しかしながらと言ってはなんですが、先代は『超ワンマン、超猛烈』なかたであったようです。エピソードの一つ一つをとってみても、なかなか仰天することばかり。結構な額のリース案件を『事後報告』するも財務的に無茶だったため、先方に土下座状態で謝りにいったことなど、自分だったらとても許容範囲を超えているなと感じることばかりでした。こうしたパワフルさは一歩間違うと破綻しかねないともいえますが、中小企業の創業者としてのエネルギーに満ち溢れた行動は敬服いたします。
こうした先代の激烈さとぶつかりすぎない穏やかな大塚さんであったことが、その後に現在まで企業が継続されてきた要因であると感じます。
さて、この例会打ち合わせに挑む前に予備知識として得ていたことは『とにかく社員が次々に辞めてしまう』という事でした。
『次々と』とはどのくらいかというと当時社員30名前後の会社のスタッフ大半が入れ替わってしまう程。サッカーのJリーグでもそんなには入れ替わらないかと思います。
その頃労働市場はまだ『超売り手市場』ではありましたが、それにしてもどうしてなのか?参加者の多くが持つであろう『貴重な社員が辞めてしまう』という大きなテーマを詳細に渡ることまで包み隠さずお話しして下さいました。自分だったらあそこまでは詳しく話せないかも知れません。例会も含め数度に渡ってお話しさせて頂いた私としては『もしかしたらコレではないか?』と思う事はありました。最初のうちは⦅ヨソノオタク⦆の事は色々とよく見えるものだと思うのです。
でもまあそこは外野が無責任に思う事なので心に仕舞っておきます。是非大塚さんの次回報告を聞きたいと思います。
若干?の超過時間(25分超!💧)となり、例会の進行としては一部から厳しいご指摘もありましたが、初めての報告であれだけの充実した内容を話して頂き、是非とも他支部でもご報告頂けたらと思う内容でした。
(文責 キムラホーム株式会社 木村匡宣)