2024年11月21日
2024年12月18日[横浜みなと支部]
達背のお願いだったのは、伊藤社長が大学院で女性学を学んでいらっしゃるということでしたので、その学びのきっかけは、自社の医療介護業界で企業経営に関連あることなのかという疑問を感じたことから端を発していました。
まさに今回のご報告をうかがって感じたことなのですが、女性社員さんが、自ら進んで職責につくことがないのは、上層意識は薄く自らは望まないが人から頼られたら潜在能力を発揮するといった学びを、裏付けの数字と共に見極められていて伊藤社長は、社員さんの適性を見て社員さんに合うポジションの職責に就いてもらう事で、双方とも上手くマッチングした人事が図れているという事でした。
また、ご報告の中で、結婚や出産を機に退職した女性が、次なる再就職では、やりたい仕事をしたいので中小企業に就職する。
そして、そこでスキルを取ってキャリアを積み上げていくという事があるという分析内容をとらえて、伊藤社長は、自社を途中退職した社員さんが再就職しても退職時のキャリアからスタートして積み上げられるような仕組みを作っていきたい。そうすることで、企業側は新たな社員にスキルをつけてもらうことなく維持できますし、社員さんもキャリアを活かせるのと、生涯資金を意識したライフプランが立てやすい状況が作れるのではと語っていました。
そしてホームページの代表挨拶に、スタッフさんの自己成長、自己実現を図っていけるよう支援していくことが経営者の役割だと書いていらっしゃる言葉から、伊藤社長が思い描いていらっしゃる女性の就労継続は実現可能で、さらに就労継続のための取り組みが、企業成長に大いに役立つと感じました。
(文責 (株)スタックス 代表取締役会長 星野妃世子)