伊藤さんの職場は女性が9割と言うことで、 女性特有の問題が山積していたのでそれを解決させるためになんと大学院まで行ったと言う素晴らしい社長さんです。
「女性学」これは実際に数字として統計のデータに出ているもので、 女性の理想と現実の乖離が大きく生まれているということを示しています。
そして学んでわかった女性の性質があったと言うことでした。それは男性が多い職場においても、女性の考え方と実態は変わらないと言うことでした。
そして女性が活躍ができる職場は業績が上がると言うことも統計データから確かだそうです。
ではどのようにして女性を生かすのか?というとまずはできないと決めつけずにやらせてみる。
それから女性目線に合った雇用体系、 研修プログラムなどを作成して女性の就業継続意識を高める改革を進行中とのことです。
結果、医療法人を経営するとか、たまたまマッサージに行っていたところが潰れそうだから買い取っちゃってなおかつ店舗数を増やしてしまおうとかとんでもないビジョンが出てきているわけです。
これは女性が活躍しない限りありえないビジョンです。
本日のお話から私が学んだことは男性の働き方を見て、女性が出世したくないといった言葉にグサっときました。
それはまさにお父さんの疲れた顔を見て子供が「大人になりたくない、仕事したくない」と思うのと同じ状況だと思いました。
という事は、男性と女性が混在する職場では男性社員の待遇を変えないと女性社員は昇進したいと思わない、 夢が持てないのではないか?と思いました。
発表の中にもあったのですが、男性社員が「僕が子供を送っていくので1時間出社を遅らせてください」みたいなことが、気兼ねなく言える社風の構築や研修制度「やってみてできたら褒める」と言う体制の構築ができれば弊社も成長するのではないかと思いました。あとは家庭では家事分担などの男性の理解も必要です。
こうなってくると、以前前野隆司先生がお話ししてくれた「従業員満足度ではなく、従業員幸福度」の追求と言う形になるのではないか?と考えました。弊社も女性を活かすためにはまず男性も含めた全体の体制を作る。これを目標に励んでいきたいと思います。
(文責 はしもと接骨院 羽田野龍丈)