神奈川同友会では、有志(同友会の会員や会員の関係者など)が1月の震災、9月の豪雨災害からの復興活動をボランティアとして行っております。我が横浜北支部からは11月の3連休を利用して輪島市にボランティア活動に参加しました。(毎月誰かが参加しております。)
特に輪島市では、震災からの復旧活動が他に比べると遅れている状況下での豪雨被害により、多くの土地、建物、またそこに住んでいる人々が傷ついております。我々だけでは、すべて解決できるわけではありませんが、少しでも助けになり、またそう行った小さな力が善意のもと結集すれば、より早く被災地が復旧、復興できると考えております。
今回は、住宅周辺の泥の掻き出しもありましたが、震災で倒れたブロック塀の破壊と片付けなど、土木作業も行いました。
他には震災後にリフォームをしていて、豪雨の土砂崩れで道路を挟んだ反対側からの土砂崩れで家が3件落ちてきて玄関が壊れた家から、仏壇や、布団、冷蔵庫、洗濯機の運び出しなども行いました。
これらは本当にごく一部に過ぎず、輪島市全体ではもっとたくさんの助けを必要としている方がいらっしゃいます。
作業が一段落して立っていると近所の住民の方が、自分の畑のひどい様子や、自宅の周辺の泥はボランティアに書き出してもらい助かったというようなお話をされました。そして床下浸水でまだ泥などが入ったままだが、申し訳なくて書き出しをボランティアに頼めないと仰っていました。是非依頼すべきだと勧めましたが、輪島の人はこういう遠慮深くて、申し訳ないが先に立って我慢してしまう人が多いそうです。私達は同友会を通じてそういった方々におせっかいして助けることができたらなと強く思いました。
今まではボランティアに行っても役に立たないだろうし、そもそも行くきっかけもないと考えていましたが、同友会の仲間を通じて行くきっかけが生まれ、行ってみますと何かしら役に立っているようです。
一番は、依頼者の住民の方は、最初は表情も固く、つらそうだったり、怒ってそうだったりするのですが、作業が終わると安心していい笑顔を見せてありがとうと言ってもらえることです。なかなか普段の仕事では得られない体験でした。これからも復興の手助けができればと思います。