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神奈川県中小企業家同友会
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2025年11月横浜中央支部活動“商品アイデア研磨会”が開催されました!

「商品アイデア研磨会」とは、Zoom上で集まり、横浜中央支部会員の事業上の悩みを 他の横浜中央支部会員も共に考え、経営戦略課題にアイデアをたくさん出しあう事で解決への道を探ろうという試みで不定期で開催されています。相談者はオープンな形で気軽に相談でき、自分では思いもつかないようなアイデアや提案をたくさん聞く事ができます。

今回は、2025年11月18日火曜日11:00~13:00に新たな相談者を迎え、“商品アイデア研磨会”が開催されました。

リクエスター(横浜中央支部では相談者を「リクエスター」と呼んでいます)は、ソニー生命保険株式会社 横浜第1支社第6営業所 営業所長の浜崎 真一朗氏。以前は、バンドを組みドラマーとしても活動していたという経歴を持つ浜崎氏。保険業界に入ってからは、神奈川県下で、“地域と密着した企業や個人のお客様の困った時に役に立つ保険業務を目指す”という理念のもと、多くの仲間を取りまとめながら2019年からは営業所長として運営を進めています。

今回のご相談内容は、「現在営業所として実施している経営者向けセミナーの内容のブラッシュアップと集客アップについて」という事で、現在パブリックに出されておられるセミナー集客用のチラシを共有しながらアイデアマン(幹事メンバーからその都度募って一緒に考えアイデアを出す人)である出席者の方々と共にこのテーマについて2時間にわたり白熱した時間を過ごす事となりました。

保険業界では、広告表示に関する制約も多く、限られた広告媒体の中で、自分たちの独自の特性を生かし、いかに知ってもらい理解してもらえるかという難しい問題について多くの質問やアイデアが出されました。

支部会員の中では、「当社の事業運営上 本当に困った時に浜崎さんの所でアドバイスを頂き本当に助かった」といった話も出て、皆さんの共感を得る場面もありました。

以下、浜崎さんからのご報告をそのまま載せさせていただきます。

<感想>ソニー生命保険株式会社 横浜第1支社第6営業所 営業所長  浜崎 真一朗

今回は、現在営業所として実施している経営者向けセミナーの内容のブラッシュアップと集客アップについて相談させていただきました。現在、当営業所の強みである金融機関出身者による「決算書の読みかたセミナー」を神奈川県内の商工会議所を中心に各商工会議所の登録事業者向けに会報誌のチラシの封入サービスを活用し集客をおこなっております。限定3組でセミナーを実施しており30回程度実施しております。内容は、決算書の読みかたのポイントや銀行から見られるポイント、経営者の手残りを増やすためのポイントを簡単にお伝えしております。そこから個別に相談希望の方へは決算書を3期分お預かりし分析ツールを用いて、財務分析、キャッシュフロー改善、自社株対策、生命保険活用についてコンサルティングを実施しております。課題は集客に関してで、限定3組も集まらない会があるのでさらに集客アップを図るためにアイデアマンのお知恵を頂戴しました。実際のチラシを見てもらい率直な感想をいただきました。そこでは「そもそも目に留まらないと内容までは確認しない」「集客がなくても定期的に継続開催をし認知してもらう必要がある」「タイミングもあるので情報を発信し続けることが大切で、チラシ以外にお金がかからないメールを送り続けてはどうか」「誰かわからない人の話は聞きたいと思わないので、実際に聞いた人の感想などをチラシに入れてみてはどうか」「決算書3期分を持ってくることがハードルが高い」「でもハードルが高いからこそ参加する人の感度は高いのではないか」「もっと直接的に生命保険で助かったなどの意見を取り入れたらどうか」など有意義なアイデアをいただきました。途中参加の方もいらっしゃり、AIを活用しもっと伝わりやすいインパクトのある題名の案をいくつも出していただきました。

研磨会開催後の感想として・・

参加してみて皆様から質問されることでたくさんの気づきをいただきました。また、改めて自社の強みを自覚する時間ともなりました。まずチラシに関して、元々使用していたものはAIを活用し差しさわりのないものになっていたなと感じました。また、セミナー講師のプロフィールが見る人の目を止めるためには必要ないことだと強く感じました。もっと実体験や感想で何が役に立てるポイントなのかをアピールするべきだと気づきました。皆さんの意見を聞いてるうちに自分で限定3社ということが全く伝わってないことにも気づけました。また、元融資担当の話には皆様が関心が高いということも改めて気づくことになり自社の強みについて改めて自覚できました。チラシに関しては、この意見を持って帰りすぐにライフプランナーに共有しチラシの改善に向けて動いております。違う視点で他のセミナーの内容を考えるアイデアとして、もっと集客の数を目的としたセミナーの内容を考えてもいいなと思いました。異業種だからこそ、同業だと気づかない意見をいただけたことに価値があったと感じております。個人的な学びとしては、ズームの録画を拝見させていただき自分が人の質問に対し率直に返答しないクセを改めて目の当たりにし、とても恥ずかしい気持ちになりました笑

最後に一番伝えたいことは、アイデアマンの方々の親身になって共に考えてくださろうとする愛を感じたことです。特に中央支部の特徴である仲間に対する愛を感じることでより中央支部に対する愛着に繋がった時間となりました。お時間を頂戴した皆様、本当にありがとうございました。

横浜中央支部では今後も引続き会員からのご相談を受付けています

ご相談の受付は神奈川県中小企業家同友会横浜中央支部会員であれば無料で何人もの経営者の方々からアドバイスやアイデアを聞く事ができます。

経営に行き詰まった時、本気で悩んだ時、新商品の開発について意見が聞きたい、こんな時はどうしたらいい?または、スタートアップ時のお困りごと等々一人では解決が難しい時、是非、横浜中央支部の“商品アイデア研磨会”がある事を思い出して下さい。

これからも引き続き、横浜中央支部では、困った時の“商品アイデア研磨会”として横浜中央支部会員の方の御相談を受け付けてまいります。

いつでも心置きなく横浜中央支部幹事へまたは神奈川県中小企業家同友会事務局へお問合せ下さい。

文責:株式会社コモド 林由美子(横浜中央支部 幹事)