小田原支部では2022年度より支部の小グループ活動として「寺子屋」を実施しております。
○小田原支部「第2回 ダイバーシティな寺子屋 足柄高校(インクルーシブ教育実践校)見学会」
○日時 3月16日(木)9時00分~12時00分
○見学先 足柄高等学校(住所:神奈川県南足柄市怒田860)
(地図)https://goo.gl/maps/gbtvcVQr6TJRY3Gn8
〇内容
インクルーシブ教育を推進している足柄高校を見学しました。
校長先生を始め先生方に多大な協力をいただき、たっぷり3時間の見学会となり、インクルーシブ教育の授業光景の見学や、先生方との質疑応答&意見交換などを行ってまいりました。
〇目的
同友会理念の一つである「国民や地域と共に歩む中小企業」
地域の教育現場において進められているインクルーシブ教育について、どのような取り組みが行われ、どのような成果が出て、そして、どのような課題があるのか。
そのことを知り、私たちに何ができるのかを考えていけたらと思っております。
※インクルーシブ教育実践推進校とは
誰もが大切にされ、いきいきと暮らせる「共生社会」をめざして、知的障がいのある生徒が高校で学ぶ機会をひろげながら、みんなで一緒に過ごすなかで、お互いのことをわかりあって成長していくことを目標にしている高校です。
田中邦岳さん(有限会社新玉製作所)・・インクルーシブの授業を見学したが、障害者という言葉から感じるイメージと、全然違っていた。特徴的な能力を持っている生徒さんも居て、仕事として出来る事が沢山あるのではと感じた。また、見学した授業では、「時刻表の見方」を教えていた。進学や受験向けではなく、社会生活に必要な実践的な知識を教育することは、とても有効な教育だと思った。。
薮田 直秀さん(ヤブタ塗料株式会社)・・印象に残ったのは、集団行動がとれず、コミュニケーションが苦手ながらも、特殊な能力を持った生徒さんがいた事。企業として、このような人に、良い仕事がマッチさせることができれば、その高い能力が発揮できるのは無いかと思った。また、先生方との質疑応答では、活発な質問が出ていた。少し気になったのは、インクルーシブとして入学される生徒さんの多くは、親御さんの判断で入学されていると伺ったこと。本人の希望もくみ取りながら進路を決められたら、より良いのではと感じた。
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今回の寺子屋の幹事は、有限会社川田製作所 川田でした。
「今回は、インクルーシブ教育の現場である足柄高校を見学しましたが、定員10名に対して、満員御礼となる参加を頂きました。先生方にも多大な協力を頂き、「通常授業」「インクルーシブ生徒さん向け授業」「先生方との質疑応答」と盛り沢山な見学内容となり、参加者からも、多くの学びの声・反響を頂くことが出来ました。
更には、先生曰く「多くの生徒は就職はせずに進学をしていくが、何れは地元で働きたいと思っている生徒が多い」とのことで、学校内に「小田原支部会員の企業紹介」スペースを設けて頂けることになりました。もしかしたら、将来、足柄高校の卒業生が、支部会員企業で活躍する日が来るかも知れません。
ダイバーシティな寺子屋シリーズは、第2回を終えたところ。これからも、行政や教育現場の見学会は、引き続き実施したいと思いますし、今回のように、その後の連携や協力できるような関係を作っていけたら良いと思っています。」
とのことでした。
小田原支部では、今後、様々な寺子屋を開催する予定です!
ぜひお好きな寺子屋にご参加ください。