うだるような暑さが続いたこの7月、皆様いかがお過ごしでしたでしょうか。
同友会の全国イベントである全国総会がここ神奈川県で盛大に開催されたことから、たま田園支部として月一回行われている定例会はお休みとなりました。しかし、学びと交流の火を絶やすまいと、支部内の3つの分会(多摩分会、中原分会、高津分会)がそれぞれ独自の企画で活動。我々多摩分会も、熱い夏の夜をさらに熱くするべく、2025年7月18日(金)に懇親会を開催いたしました。
舞台に選んだのは、私たちの地元・新百合ヶ丘に新しくオープンしたハワイアンレストラン「MAHALO garden terrace」。駅前の喧騒から少し離れた、まさに隠れ家のようなお洒落な空間です。プール付きの中庭を臨む開放的なテラス席から吹き抜ける夜風が、心地よく火照った体を冷ましてくれます。
この日は、他の分会も同日にイベントを開催したこともあり、参加者は6名と少々こぢんまりとした会になりました。しかし、この「少数精鋭」が、結果的に忘れられない一夜を演出することになります。
乾杯のビールと共にテーブルに運ばれてくるのは、オレンジチキンやガーリックシュリンプといった、気分を盛り上げるハワイアンフードの数々。美味しい料理とお酒に舌鼓を打ちながら、近況報告やビジネスの話題に花を咲かせます。中には久しぶりに顔を見せてくれたメンバーもおり、「元気だった?」「最近どう?」と自然に会話の輪が広がっていく光景は、いつでも温かく迎え入れてくれる同友会ならではの魅力です。
宴もたけなわ、話題がそれぞれの趣味に移ったとき、この日のハイライトが訪れました。参加者のうち3名が、自転車のロードバイク乗りという共通点があったのです。
「最近、どんなところ走ってる?」 「あの峠、今度一緒に挑戦しませんか?」
そんな会話から、ロードバイク乗りならではの「あるある」トークへ。そして、誰かが口にした「すね毛、どうしてます?」の一言が、この夜のパンドラの箱を開けてしまいました。
空気抵抗を減らすため、怪我の治療をしやすくするため、マッサージをしやすくするため…。「すね毛剃り」の話題は、あらぬ方向へと広がり、非常にディープな領域へと突入していたのです。
驚くべきは、そこに女性メンバーがいたにもかかわらず、会話の勢いが一切衰えなかったこと。むしろ、性別や年齢、経営者という立場すらも飛び越えて、普段の例会では決して聞くことのできないような、赤裸々な「ここだけの話」が次々と飛び出します。ここではとても書けないような大胆な話題に、一同は大爆笑。ハワイの陽気な空気がそうさせたのか、はたまた少人数ならではの一体感か、お店のテラス席は私たちの笑い声に包まれ、時間が経つのも忘れるほどでした。
経営者はお互いにライバルであると同時に、孤独な存在でもあります。しかし、同友会には、そんな鎧を脱ぎ捨て、一人の人間として本音で語り合える仲間がいます。
会社の課題や経営の悩みを真剣に語り合うのも同友会。そして、時にはくだらない話で腹を抱えて笑い合い、明日への活力を得るのも、また同友会なのです。
少人数だったからこそ生まれた濃密なコミュニケーション。ロードバイクという共通の趣味が引き出した、メンバーの意外な一面。そして、どんな話題でも笑い飛ばせる、温かくも懐の深い関係性。多摩分会の、そして同友会の仲間の絆の深さを、改めて実感させられた素晴らしい夜となりました。
次に皆様とお会いできるのは、8月の例会でしょうか。このハワイアンな夜に得たエネルギーを胸に、また新たな学びと刺激を求めて活動してまいります。ご参加いただいた皆様、そして素敵な空間を提供してくださった「MAHALO garden terrace」さん、本当にありがとうございました!