2024年2月に小田原で開催される、「雇用創造フォーラム みかさん in 小田原」の第1回実行委員会を2023年9月27日(水)16時、おだわら市民交流センターUMECOで開催しました。
「雇用・創造フォーラム」は沖縄同友会が毎年開催している「雇用・就労支援フォーラム」をモデルに、神奈川同友会のダイバーシティ委員会が中心に立ち上げた、今年度初開催となる一大イベントです。
フォーラムはダイバーシティ委員会単独で開催するのではなく、支部との合同開催を基本とし、また神奈川同友会の各支部(全10支部)持ち回りで開催できるよう、今後取り組んでいく予定です。
ちなみに、なぜ「みかさんフォーラム」なのか?ということですが、本フォーラムの正式名称は「雇用創造フォーラム みかさん in 小田原~みんな かつやく カラフル かながわ~」です。みんな かつやく カラフル かながわ、の「み」と3つの「か」を取って生まれたのが「みかさん」ですので、みなさんぜひ覚えてくださいね笑
さて、当日はUMECOに神奈川同友会のダイバーシティ委員会、小田原支部のメンバーはもちろん、神奈川県(労働局)、小田原市(障がい福祉課)、ハローワーク、小田原支援学校、足柄高校の方たち計19名が参加。Zoomでは神奈川県庁(産業労働局)の方も参加されました。
実行委員会では小田原支部の原支部長の開会のあいさつから始まり、前記の同友会以外の各機関の方がたに自己紹介がてら、あいさつをいただきました。
つづいて企画概要案の説明があり、その後、グループ討論では基調講演(どのような話をききたいか)、分科会(どんな分科会をやりたいか)をテーマに行われました。
各グループからは上がったアイデアなどは以下の通りです。
・同友会の中の先駆的な動きをしている方(川田製作所の事例など)
・地元の(特例子会社である)リンクライン神原社長
・黒岩神奈川知事
・中小企業の業績と障害者雇用について研究している大学教授など
多くの方の名前があがりました
開催するための課題認識として、取り上げる課題についての意見も多数出ました。
・相談機関を知ってもらう。
・障害者だけではなく、ダイバーシティという観点から、ニート・ひきこもり、ヤングケア
ラー、不登校などの切り口をテーマとするのは良いのではないか。
・雇用についてハードルが高い。「身近に感じる」ことが大切で、現場の生の声を聴くこと。学校の先生のお話。働く当事者の話。支援している方の話。
・障がい者雇用している会社でも、経営者以外の社員の声を聴いてみたい。
・当事者としてどういう進路があるか分からない。
・保護者として自身が亡くなった後への不安。
・超短時間雇用(週10~20時間)という新しい制度
・保護者と経営者のグループ討論の場
・障がい者雇用の制度の理解
・促進、雇用するという中での仕事の切出し(製造業以外の実例があっても良いのではないか)、
・当事者の親の視点で、親と懇親する機会があると良い。
・前段として、支援学校、インクル校、障害者支援施設はそれぞれの利用者は異なる。そのような場の見学会をフォーラムの前か後に入れるのも良いのではないか。
・障がい者雇用にターゲットを絞った方が良いのでは、という前提でグループ討論を行った
・初めての企業さん向けから、ステップアップ的な分科会
例)入口を学ぶ、初めてのチャレンジ、やってみたけど、よりよい障害者雇用を目指すといったステップアップ式
などなど、様々な意見がありました。
参加いただいた同友会外の関係機関の方からも、「みかさんフォーラム」開催について非常に高い期待感ともっていることや参加者の課題意識と課題解決に向けた熱意ある実行委員会となりました。2024年2月23日の本番まであと4ヶ月。きっとあっという間ですね!(^^;
今後、実行委員会は毎月開催されます。同友会内の一イベントではなく、神奈川県、小田原市、ハローワーク、学校など多くの方たちと一緒に作る新しいフォーラムの第一歩となった記念すべき一日でした。