2024年2月2日(金) 午前10より中小企業センタービルにおいて
「2023年度・中堅社員研修会研修会」を実施しました。
参加企業数25社、受講生50名と大勢の中堅社員の皆さんが午前10時から午後5時まで
「中堅社員は組織において重要な役割を果たし、組織全体の成果に寄与することが期待されている」ことを
認識し、今後の実践について深く考える研修会となりました。
開会挨拶は社員教育委員会委員長、株式会社ビードッツ代表取締役・佐々木純子氏から
「参加した皆さんは社長から愛されています。」などの熱いメッセージからスターしました。
受講生には、事前に宿題が与えられており、自社の組織において今後のビジョンを踏まえ自身の役割を
明確にしこの研修に参加してもらいました。
研修をより意識的かつ効果的に受けるための良い準備期間だったことでしょう。
また、経営者からのコメントは、自社の理念や方針に基づいており、受講者に対して期待される価値観や
行動指針が示されています。
受講生だけでなく経営者や上司も同じ学びのプロセスに積極的に参加し、共に成長することが
社員教育の大きな特徴の一つとなっています。
最初のグループディスカッションでは、「宿題から気づいた課題等」をテーマにし、
グループメンバーの自己紹介から始め、経営者のコメントに対する感想や宿題に関する気づき、
社内での課題を共有しました。
各報告をもとに、直面する問題や共通の課題について理解を深めました。
ディスカッションごとにグループ長が変わり、メンバーの意見をまとめ、代表がまとめた内容を発表しました。
このプロセスを通じて、異なる視点や意見を認識し、協力とリーダーシップの重要性、
まとめや発表のスキルを身につけました。
講師は社員教育委員でもある㈱フェアネスコーポレーションの金子氏が登壇されました。
講義では、組織に不可欠なスキルとしてコミュニケーション能力に焦点を当て、傾聴や伝える力、現状把握、
交渉力の向上を、意思決定プロセスでは、複数の選択肢を検討し、メリット・デメリットを
評価する方法を学びました。
また、ハーズバーグの二因性理論やDESC話法を通じて、リーダーシップやコミュニケーションの重要性を理解し、
モチベーションや効果的なコミュニケーションスキルの向上は、組織内での協力強化や
リーダーシップの発揮に役立ち、学んだ内容を職場で実践してもらえるよう事例に基づいて、
各スキルをどのように適用していくかを具体的に学びました。
研修最終の「決意表明」では、学んだことを自社に持ち帰り、具体的な行動に移す計画を発表しました。
各参加者が研修を通じて得た知識やスキルを自身の職務に結びつけ、実践することにより研修の成果が
円滑な業務遂行の一助となり組織の発展につながることを期待しております。
中堅社員研修が終了し参加者たちは新たな視点やスキルを身につけ、自らが成長する経験を重ねました。
立場が上司と部下の中間に位置する中堅社員たちは、研修前に抱えていた理解の難しさや
不安を自信に変えるために取り組み、謙虚な姿勢で仲間と議論しました。
長時間にわたる研修にも関わらず、受講生たちは熱心に取り組む姿勢を見せてくれました。
その姿勢に看過されるように座席後部では多くの経営者が受講生と共に考え、共に学んでいました。
これが同友会ならではの社員教育です。
社員と共に経営者も共に学び、育ちあうという『共育ち』を
これからも大切にしていきたいと考えております。
そして、異なる会社の参加者と共に学び得た新しい知識やスキルを自社で実践し、
更なる成長と発展を遂げることを心から願いながら、
次回の中堅社員研修でもより効果的で充実した内容となるよう努めてまいります。
※社員教育委員会につきまして不明点やご質問、研修につきましてのお問い合わせを心よりお待ちしております。