横浜・川崎・横須賀・小田原・厚木・湘南など神奈川県各地での異業種交流会です。経営の勉強を行い、社員とともに発展する会社を創ります。
神奈川県中小企業家同友会
10:00〜18:00(月〜金)

令和6年度新入社員研修を開催しました。

2日間に渡っての新入社員研修

2024年4月4日、5日の2日間に渡って令和6年度の神奈川県中小企業家同友会・新入社員研修会が開催されました。

今回は36社、65名が参加。4月に新社会人になったばかりのフレッシュな社員の皆さんが大勢集まりました。

新入社員研修会は同友会社員教育委員会が年度初めに行う最初の研修会です。

同研修会では毎年、社会人としての姿勢やビジネスマナーを2日間かけて学ぶ他、同友会ならではのテーマでもある

『働くということはどうゆうことか』を自分自身の考えだけでなく、他人との関係の中でどう働くかも含めさらに、座

学だけではなく、グループに分かれて実際に討論も多く用意されているカリキュラムです。

講師を務めていただいたのは社員教育委員会の金子委員です。

金子氏の事業は経営者及び社員研修コンサルティングを手掛けている、研修のプロフェッショナル。

毎年委員として参加している私たちも学びや気づきの多い、研修内容になっており、会員経営者の方々も是非、見学に

来ていただきたい研修です。

社会人としてのマナーを学ぶ~1日目~

1日目はビジネスマナーを中心に行いました。

数か月前までは学生であった新入社員の皆さんは、事前ヒヤリングで新社会人として、多くの不安を抱えているようです。

そんな不安を少しでも解消できた講義内容であったと思います。

■より良い印象を与えるには ■社会人としてのコミュニケーション、身だしなみ ■社会人としての姿勢 ■報連相■ルールの遵守 ■敬語の使い方 ■電話応対 

接客、訪問の基本 ■ビジネスマナーにおける順番の原則 ■名刺交換

■今後に生かすために ■行動計画作成 ■グループ発表 ■質問、まとめ 

上記のような項目を10:00~17:00までびっしりと学びました。

社会人とは、働くとは、なぜ就職したのか?~2日目~

同友会の新入社員研修は2日に渡って行われます。

1日目は主に、ビジネスマナーを学びましたが2日目は働くことについて、社会人とは?を

グループ討論中心のカリキュラムとなります。

改めて、社会人とは、働くとは、なぜ就職したのかをそれぞれのグループで討論しました。

グループ発表では以下のような内容が発表されました。

・働くとは?=自立するため。生活をするため。他人のため。自己実現のため。成長するため。

・社会人とは?=広く社会に貢献するため。

・なぜ就職したか?=自分の人生設計のため、やりたいことをしたいから。社風や理念に共感したため。など

そして最後には今の社会人としてのモチベーションは10点満点中何点ですかという問いかけに対しては

皆さん、7~9点という高得点を付けました。

新社会人として、不安はある中で、仕事にプライベートにと様々なことをしていきたいと抱負を語っていました。

あなたの夢や、大切にしたいこと

午後のグループ討論ではそれぞれの夢や、大切にしていることを話し合いました。

社会人として働く上でも、自分が将来どのようになりたのか、そしてそれを実現するために自分の中で

大切にしている価値観はとても重要なことです。

企業という組織の中でそれぞれが違った価値観を持っていることへの理解と

企業にも大切にしている価値観「経営理念」があることへの理解とその共有の大切さも同時に学びました。

幸せに働くために、これから実践していくこと

2日間に渡る研修も佳境を迎えました。

最後のグループ作業は研修での気づきから「幸せに働くために、これから実践していくこと」を

グループ討論でディスカッションして同友会の社員共育恒例の模造紙ワークを行いました。

それぞれが、意見を持ち合い、グループとしての発表を行う協同作業は受講生の皆さん全員が

参加して活発なグループワークが行われました。

その後、それぞれのグループ発表を行い、他グループが発表に対して質問を行いました。

幸せに働くために、これから実践していくこととして、まずは、社会人として、周りに迷惑をかけないための

体調管理徹底がとても重要であると多くのグループが発表していました。

そして、社会人としてのビジネスマナーの実践も徹底、仕事を通じて社会に貢献することなどが上がりました。

また、筆者が感銘を受けた言葉としては自分の価値観や自分自身も大切にするという意見があり、幸せに働くために

とても重要なことだと、新入社員の皆さんから気づきを得ることができました。

「働く」ということは

最後に、半年後の自分に向けて、それぞれが明日から実践することをグループ内で共有し、社員共育委員も

グループに入りさらに理解を深めて決意表明としました。

最後に講師の金子委員より、働くとは「誰かのために立つこと」や「自分が幸せになること」などのメッセージを

いただきました。受講生の中でも、自分自身の中での「働くとは」を見つけていただけたら幸いです。

こうして、2日間に渡る新入社員研修も無事に終わりました。

晴れ晴れとした顔、疲れ気味な顔などなど、様々な表情を浮かべていた受講生たちですが、今後の中小企業、

日本の未来を担う若き社会人としてこれから懸命に、そして何より楽しく仕事をしていただけたらと思います。

私たち、同友会の社員教育委員会の基本理念は『共育ち』です。

自分だけが、あの人ばっかり、という自分本位の考え方から、自分から、誰かの為に、という他人本位へと視点を変え

るきっかけ作りの場だと考えています。

そして共育ちから働くひとり一人の自己実現と社会全体の豊かな生活が限りなく実っていくことではないかと

考えています。今回受講していただいた受講生の皆さんの今後のご活躍と成長を心よりお祈り申し上げます。

※社員教育委員会、研修につきましてのお問い合わせをお待ちしております。