2022年8月24日に開催したダイバーシティ委員会の例会について、座長の齊藤さん(株式会社オマージュ)よりレポートが届きました。
・テーマ :「ボーダーレスな井戸端会議」~私たちからみたダイバーシティ経営に感じていること。~
・開催日:2022年8月24日(水)
・報告者:
アウェアネスラボ 代表 浅場渉美氏(横浜中央支部/ダイバーシティ委員会広報室)
一般社団法人発達障害者就労サポート協会 代表理事 隠村美子氏(たま田園支部/ダイバーシティ委員会職場実習部会)
株式会社みどり企画 代表取締役 小島真由美氏(たま田園支部/ダイバーシティ委員会ダイバーシティ部会)
株式会社Woo-By.Style 代表取締役 野村美由紀氏(横浜みなと支部/ダイバーシティ委員会障害者福祉部会)
・会場:神奈川中小企業センタービル & Zoom(オンライン)
・参加者:30名
今月の例会は「ボーダレスな井戸端会議」をテーマに、ダイバーシティ委員会の女性4名からダイバーシティ経営に感じていることについて、TV番組「グータン ヌーボ」ふうにお話していただきました。初めてお目にかかる人もいましたが、お互いの勝手や距離感も絶妙で、心地よい気持ちで進行できました。
特に印象に残ったのが、「気づいたらボーダレスな職場になっていた」との言葉です。
「ボーダレスな社会は必要である」と誰もが理屈ではわかっているのに「何となく~」という感情的なものが判断基準になってしまうのに、彼女たちにはその無意識の偏見がないのです。
それは、多様な人材こそが競争優位の源泉であることを、経験を通じて知っているのです。多様性をその人の個性と捉え、見方や考え方、スキルや特性が違う人たちと互いに支え合うことを大切にしているのでしょう。
たとえば、LGBTQの人々の迫害や差別をなくそうと働きかけることや、そのような思想を持っている意思表示(ALLY(アライ)をするなど、気持ちと行動がセットになってはじめて思いやりと考えているのでしょう。むしろそんなことすら考えずに行動しているのかもしれません。
報告のなかで、誰にも相談できず一人で悩みを抱えていた方が、誰かに伝えることで気持ちが軽くなった話は、とても感慨深いものでした。
人間尊重の経営を実践するためにも、私も「ダイバーシティとは何か」を追求したくなりました。もはや多様性は「組織にあったらいいな~」ではなく、必要不可欠なことなのかもしれません。
経営課題に悩み行き詰まりを感じていると、どうしても内向きになってしまいます。どうしたら売上が増えるのか、どうしたら経費を削減できるのかばかりです。そんなときこそ真っ先に考えるべきは、共に働く仲間たちのことなのかもしれません。
どうしたら課題を解決できるのかではなく、どうしたら笑顔になれるのか
そんな当たり前でストレートすぎる気づきと、そこはかとなくそれでいてとても楽しい時間を過ごすことができました。
2022年9月30日(金)18:30~ 神奈川中小企業センタービル13階会議室(〒231-0015 神奈川県横浜市中区尾上町5-80 地下鉄「関内駅」7番出口より徒歩2分、JR「関内駅」北口より徒歩5分)にて開催します。ZOOM参加も可能です。詳細は以下をご覧ください。
https://kanagawa.doyu.jp/contents/iinkai/diversity/2022/08/340