海老名開催でありながらも、県央支部の参加者以上に他支部からの参加者が多かったのも、星野社長の人柄・人脈からでしょうか。
社員さんが作ってくれたというパワーポイントを駆使しての報告は、とても分かりやすいものでした。
指針部会受講前は社員はコントロールをするものと思っていた。だから、社員さえ増えれば何とかなると思っていたが経営指針58(2021年9~11月)部会を受講して、社員は最も情頼できるパートナーと気づいた。
科学性、利益ばかりに着目していて社会性や人間性の大切さを理解していなかった、星野社長は社員は決して道具ではないと気づき、
年間休日増加、固定残業見直し、有給休暇の推進、人事評価制度、既存社員教育その他、様々なDX化など、社員からの協力、手助けをしてもらいながら社内改革を進めていきました。
指針を発表した直後は退社ドミノも体験。
自分の仕事を正当に評価されると困る社員が相当数存在した事実を実感。
しかし、残った仲間で指針を実践した後は、経常利益は上がり、離職率は減ることとなりました。
報告中、何度も「社員」のワードが繰り返された事。従業員(業に従う者)ではない意識。
そして社長発信ではない指針作りと実践。
全社員が会社作りに参加できるように誰にでもわかる言葉にて社長のトップダウンでなく社員中心での会社づくりはなかなか出来る事ではない。これらを継続出来る事が、社運を決めていきます。
さかのぼると、星野製作所を廃業された時に
しっかり面倒を最後まで見る星野社長の責任感と優しさを強く感じた部分となります。
下請け・業者さんではなく、協力業者さんというワードを、こちらも社員ワード同様、連発された事で、指針部会で学んだ事を、実践をされているものと感じました。
座長、梅田さんよりご紹介いただいた時に聞いた、顔はこわいが優しい人物である、その言葉に嘘・偽りはない事にて、納得。
優しい性格だけれど、信念は堅いものがあります。まさしく、経営指針部会を受講されて実践後の成功例といえます。
この例会を通じて、ひとりでも多くの指針受講生が増えていく事を期待します。
文責 山下建設株式会社 代表取締役 山下康洋