横浜・川崎・横須賀・小田原・厚木・湘南など神奈川県各地での異業種交流会です。経営の勉強を行い、社員とともに発展する会社を創ります。
神奈川県中小企業家同友会
10:00〜18:00(月〜金)

労使見解報告者選定 -2022年10月度の幹事会より

経営者ならば悩む社員との関係。中小企業家同友会では「良い会社をつくる」ためには、経営者の姿勢や労使関係の発展を基本的な考えとして軸に据えています。

幹事会では例会で誰にどのようなテーマで報告をしてもらうのか、毎回議論が行われています。今回は労使見解をテーマとした2022年12月度例会について話しあいました。

労使見解とは

神奈川同友会の所属する中小企業家同友会全国協議会(中同協)では人を生かす経営とはどのようなものかを常に考え、深く理解し、労使関係の創造的発展こそ、企業成長の原動力であることを示し続けてきました。

1975年に「中小企業における労使関係の見解」としてまとめられたものが通称「労使見解」です。この本の中で学ぶべき点として次の4点が挙げられています。

  1. 経営者の経営姿勢の確立
  2. 経営指針の成文化とその全社的実践の重要性
  3. 社員をもっとも信頼できるパートナーと考え、高次次元での団結をめざし、共に育ちあう教育(共に育つ)を重視
  4. 経営を安定的に発展させるためには、外部経営環境の改善にも労使が力を合わせていこう

「人を生かす経営 -中小企業における労使関係の見解-」

中小企業家同友会全国協議会(中同協) 発行

人を生かす経営

毎年12月度の県南支部例会は労使見解がテーマ

神奈川県中小企業家同友会県南支部では毎年12月度の例会(異業種交流勉強会)では、労使見解をテーマに経営実践報告とグループ討論を行っています。

毎年労使見解を深く考え、自分なりに理解し、経営をされていらっしゃる方に報告していただいています。10月度の幹事会では、どなたに報告していただくかを検討しました。

しかし、これが大変難しいのです。労使見解には正解がなく、どこまで理解し、考えていたら話せるのかも正解がないからです。

労使見解に沿って、どのような形で報告してもらうのか、誰に報告してもらうのかを検討し、数名の候補者に絞って連絡しているところです。

労使見解は永遠のテーマ

経営者の目線と社員の目線、その目線の違いに悩む経営者は多くいます。一見うまくいっているように見える企業でも、「社員がこうだったら良いのに」と考えている方のなんと多いことか。

中小企業家同友会では「良い会社をつくる」ためにこのような勉強会を随時開催しています。 ぜひ12月度の例会にご参加ください。