横浜・川崎・横須賀・小田原・厚木・湘南など神奈川県各地での異業種交流会です。経営の勉強を行い、社員とともに発展する会社を創ります。
神奈川県中小企業家同友会
10:00〜18:00(月〜金)

10月川崎支部青年部会合同例会レポート(2022年10月25日開催)

10月25日に川崎市のワーキングスペース縁道にて川崎支部と青年部による合同例会を開催しました。

報告者

有限会社堀口ハウス/合同会社ビリオン管財 

代表取締役堀口貴宏氏

堀口氏は学生時代に司法試験の勉強を経験し、その経験から宅地建物取引主任者、FP2級、行政書士、管理業務主任者の資格を取得をしました。

その後、お爺様の設立した有限会社堀口ハウスをお父様から事業承継し、不動産業務を始められましたが、不動産業務について未経験だったため、不動産の経験者を雇い、その社員から不動産の業務経験を吸収し、自らの知識と経験により堀口ハウスを発展させていきました。

そして学生時代から限られた時間と資源を生かし、収益をあげてきた経験と堀口ハウスでの経営ノウハウ・資源・経験を生かし、合同会社ビリオン管財も創業されました。

今後の10年ビジョンとして、自社の所在する街の発展を構想し、多くの人の流れをつくり自社の拡大を狙う、まさに同友会の掲げる国民や地域と共に歩む中小企業を目指している成長著しい経営者です。

事業を安定・継続させるために必要なこと

堀口氏は新たな市場を開拓するために地域を決め、取扱い不動産は高単価なものに狙いを絞ることとwebサイトを強化する業務を行い、自らが行うべきでないものを決定されました。それによりやらなくて良いことが増え、新たなる市場開拓ができ、高単価な報酬の固定収入の自動化が行われ安定収入を得ることができました。また、そこで知り合った人脈により情報を共有し、単発の収入を得て事業を拡大していくという好循環が生まれる仕組みができてきたそうです。

取り扱うもの(価格)、地域を決める

やらないことを決める

と、いうのがキーワードとなる報告でした。

明日から何をやめますか?

堀口氏の報告を元に今回のグループ討論テーマとして「明日から何をやめますか?」(本日の学びで明日から何を活かしますか?)について現場及びズームにて参加者で討論しました。現場では活発な議論が行われました。

一例としては社長が事業に口を出すのを辞めると決め、後継者や幹部社員に任せる、という意見がありました。実際社長が会社に出社しないことや、決裁権を自分以外に持たせること、役割を明確にしていくことなど、各社実際取り組んでいることや、これから取り組みたいことなどが、あげられました。

社長が口を出さないことにより、後継者や幹部社員の成長や売上増加が生まれた、という声もあり、社長の存在が社員の成長を止めていたんだね、という意見が出てきたり、自社でも少しずつ任せることをやってみよう!という前向きで活発な討論で盛り上がりました。

後継者や幹部社員に任せることにより社長は生み出した時間を使い新たな市場開拓をできる。堀口氏の報告により生まれた感想かと思います。

あなたは明日から何をやめますか?

次回の青年部会は12月9日開催です。