2023年2月10日(金)、横浜にある中小企業センタービルにて神奈川県中小企業家同友会、2023年度中堅社員の為の
社員教育研修を実施しました。
参加企業数20社、受講生42名と大勢の中堅社員の皆さんが朝10:00から夕方17:00まで
『自社の求める中堅社員像とは?その役割とは何か?』を
同じむじなの仲間たちと意見を交わし合い、気付きと学びを深めました。
中堅社員とは、上司と部下のパイプ役であったり、部下の育成を任される大切なポジションであったりと
中堅社員としての主だった役割は見えている中でも、更にそこから考えを深く掘り下げて自社の中堅社員が求めるもの
そして自分自身はどうありたいか、どうあるべきかをグループディスカッションで理解を深めていきます。
また事前宿題では下記のことを考えて来ていただきこの研修会に臨んでいただきました。
・経営者コメントを読んだ感想
・今後どうなりたいか、またはどうあるべきか。
・それはなぜか、それを行うことによる会社への影響は、どのようなことか。
・そのために必要なこと(課題、学びたいこと)は何か。
今後どうなりたいか、どうあるべきかでは、
■会社の雰囲気を変える存在 ■主体性をもって仕事をしていく ■上にも下にもアプローチできる存在、
■チームのまとめ役 ■それぞれの年齢層に合ったアプローチができること ■YES・NOをしっかり言えること
などが上がりました。そして、そのために、何をすべきか、それを行うことへの会社への影響とは何か?を
同じむじなの仲間同士で深く突き詰め、考えていく濃厚な研修となりました。
今回も社長は自社の経営理念や方針等に基づき、受講生に期待することを綴っていただきました。
また社長だけではなくそれぞれの自社に合わせて、受講生の直近上司の方々からもコメントをいただきます。
社長や上司がどんな思いで受講生を研修へ送り出されるのか、その想いを受講生が知ることで
会社への考え方や今後の自分のすべきこと、自身のなりたい姿を創造し、研修で仲間同士が気付き、
それを自社に持ち帰って実践し、そして学びを深める。
このプロセスを受講生だけではなく、社長や上司と共有し、学び合うことが同友会社員教育の根幹にある考え方です。
共に育つを常に意識して受講生をはじめ参加企業の方々の発展繁栄が私たちの喜びです。
受講生達は自身の置かれている立場を仲間と一緒になって理解を深めていきます。
その中でも現在の自分の仕事に対するスキルはもとより、上司、部下に対する接し方、育成スキルなどに
不安を持ちながら日々の業務に従事しているのも事実です。
そのような不安を少しでも取り除き、この研修を通じて中堅社員としての基礎知識も
しっかりと学んでいただきました。
中堅社員として期待されている役割とは何かをはじめとして、部下の意欲を引き出し、パフォーマンスを向上させ、
活用するにはどうしたらいいかをハーズバーグの二因性理論を用いて心理学的知見から理解を深めたり
上司や部下の意見や発言に対してどのように対応すればよいかをDESC話法というものを用いて
その手法や考え方も学んでいきました。
今回の中堅社員の為の社員教育研修会も気づきと学びが盛りだくさんの内容となりました。
受講前は中堅社員という立場は会社の中でも上司と部下の中間のポジションであり、重要な役割を果たすことへの
理解と、そして不安があったことだと考えます。
朝10時から夕方5時までの長丁場の中で、終始受講生たちはその不安を自信に変えようという真剣に取り組み、
謙虚な姿勢で仲間と自由闊達な議論を重ねて挑んでくれていたと感じます。
この研修でこれからの自分に対する自信と輝く未来を投影していただけたら幸いです。
そして、それぞれ自社の更なる発展繁栄がなされることを我々社員教育委員会は心から願い、
次回の中堅社員研修もより良いものにしていきたいと思います。
社員教育委員会に関するお問合せは事務局までご連絡くださいませ。