みなと結の会とは
「みなと結の会」とは、新会員と既存会員の交流を主体とし、あらゆる業種の専門知識や市場の動向などをセミナーを通じて学び、自社の経営のヒントを見つけることを目的としており、2020年9月25日にスタートしました。
今回は、
Jリーグカテゴリーダイレクター(湘南ベルマーレ前代表)水谷 尚人さんにご報告いただきました。
報告内容
1.リーダーシップとは
2.パス・ゴール理論における4つのリーダータイプ
3.PM論から見るリーダーの言葉の持つ力
1.リーダーシップとは
リーダーシップとは、本人の気質だけでなくリーダーの信念に共感し、その信念に追随できる者(=フォロワー)によって育てられます。
そして、共に大きな「絵」を描き同じ方向を目指すことにより強いリーダーシップが存在するチームとなります。
対外的な地位ではなく、リーダーの方向性を決定していく責任感とチームとの関わりにより生まれる信頼によりリーダーとしての器が完成されます
2.4つのリーダータイプ
Jリーグを率いた監督の実例をもとに4つのリーダータイプを紹介。
・指示命令型リーダーシップ(トルシエ監督)
・支援型リーダーシップ(ジーコ監督)
・参加型リーダーシップ(オシム監督)
・達成思考型リーダーシップ(岡田監督)
どのタイプが良いリーダータイプ、というのではなくチームのタイプ関係によってまた時代の変化によって側に適したリーダーシップが必要。
3.PM理論からみるリーダーのもつ言葉の力
PM理論に基づくリーダーシップとは、より高い目標達成能力とよりチームをまとめ上げる力が強いリーダーこそ理想的なリーダーと言われています。
そのためには、「わかっているよね」ではなくしっかりと「言葉」で伝えることが大切であり、伝える能力も求められます。
そして伝える言葉もそれぞれのメンバーがどのような動機をもっているかを認識し、アプローチすることにより、メンバーそれぞれの「モチベーション」が高められます。
日頃の関係性が大切
報告の中で水谷社長が何度も伝えていたことが、「どんなにリーダーシップがあっても、カリスマ性があっても、日々の関係性が大切だという事です。
選手(社員さん)が、そのリーダー(社長)に対して、ちゃんと向き合っているか?
選手(社員さん)の目が輝いているか?
そこに信頼関係があるか?
結果が出ていなくても、チームとしての一体感があるか?など、
リーダー(経営者)としての姿勢が大切であることを改めて痛感した報告でした。
あっという間の90分、とても濃い内容でご参加頂いた皆様からたくさんの質問が飛び交い、そして多くの学びを得られた大変有意義な時間となりました。