今回は26社、54名が参加。4月に新社会人になったばかりのフレッシュ社員の皆さんが大勢集まりました。
この新入社員研修会は同友会社員教育委員会が年度初めに行う最初の研修会です。
同研修会では毎年、社会人としての姿勢やビジネスマナーを2日間かけて学ぶ他、同友会ならではのテーマでもある
『働くとは何か?』を自分軸から、そして他人軸の視点から考えていきます。
また、座学もさながら、グループに分かれてのグループ討論も多く用意されているカリキュラムになっています。
金子氏の事業は経営者及び社員研修コンサルティングを手掛けている、研修のプロフェッショナル。
委員の私たちも学びや気づきの多い、研修内容になっており、会員経営者の方々も是非、見学に来ていただきたい研修の一つです。
1日目はビジネスマナーを中心に行いました。
数か月前までは学生であった新入社員の皆さんは、事前ヒヤリングで新社会人として、多くの不安を抱えているようです。
そんな不安を少しでも解消できた講義内容であったと思います。
■より良い印象を与えるには ■社会人としてのコミュニケーション、身だしなみ ■社会人としての姿勢 ■報連相
■ルールの遵守 ■敬語の使い方 ■電話応対 ■接客、訪問の基本 ■ビジネスマナーにおける順番の原則 ■名刺交換
上記のような項目を10:00~17:00までびっしりと学びました。
2日目は1日目のビジネスマナーなどの座学をもとに、視点を変えて社会人とはいったい何なのか、
会社とはどういう存在なのか、そして働くとはどういうことなのかをテーマにグループ討論中心の研修になりました。
現在の自身の社会人としてのモチベーションを点数で表したら何点なのかを話し合い、そのプラス思考とマイナス思考についてグループ発表を行い
互いの考え方の同意や違いから様々な考えを学びました。
また、夢や大切にしていることのグループ討論からはそれぞれの価値観を知り、見ている視点と心の視野を広げることができたのではないかと思います。
そして、個人の価値観と同様に会社にも価値観があることの必要性を知った中で、それでは会社とはどういう存在であるのかを討論し
会社における経営理念の重要性についても理解を深めました。
2日目は受講生みんなが同じ新社会人、新入社員であることで同じ貉同士でも他者の意見を聞き、気付きと学びを深めた研修になったのではないでしょうか。
2日間に渡って行われた研修も無事に終了しました。
毎年のことながら終了後は、疲れきった表情の人、まだ物足りなさを感じている人、充実して達成感を感じている人など様々でした。
しかしながらこの研修を受講したすべての新入社員の皆さんには『社会人として働くということ』はどういうことなのかを真剣に考えるきっかけになったのではないでしょうか。
新入社員の頃に考えた、働くということの問いと答えはこれから迎える長きに亘る社会人生活において、初心という名の心の支えになると思います。
2年目、3年目になれば、またできる仕事も増え、忙しい日々の暮らしの中で働くことに意味を見失なったときに今回受けた研修のことを思い出してほしいと願います。
あの日、あの場所、あの仲間たちと共に学びあったことは、誰かの幸せの為のものであったことを思い返していただければ幸いです。
共に学び、共に成長する。
私たち、同友会の社員教育委員会の基本理念は『共育ち』です。
自分だけが、あの人ばっかり、という自分本位の考え方から、自分から、誰かの為に、という他人本位へと視点を変えるきっかけ作りの場だと考えています。
そして共育ちから、働くということとは、経済的な目的のほか、働くひとり一人の自己実現と社会全体の豊かな生活が限りなく実っていくことではないかと考えます。
今回受講していただいた受講生の皆さんの今後のご活躍と成長を心よりお祈り申し上げます。
※社員教育委員会、研修につきましてのお問い合わせをお待ちしております。