去る2月7日に中堅社員研修が実施され、19社39名の社員が参加されました。
自社の組織を理解することと、人材活用を中堅社員として学ぶことが目的です。
テーマに沿った学びを深めるために、事前に参加者と自社担当上司に研修で何を学ぶかを互いに確認し、
提出していただきました。これは、複数回行うグループ討論において、互いを理解するツールとしての意味もありました。
初回のグループ討論では、この宿題を用いて自社上司のコメントを読んだ感想と、今後自分がどのように行動するか、
その行動が会社にどう影響するか、そのために何を学びたいかを話し合いました。
座学では、組織の形態とその意味、その中で中堅社員が果たすべき役割と必要とされる知識を学び、
これを活かすための人材活用について深堀しました。
中堅社員として求められる日々の人材活用を例題と自社に落とし込むことにより、自分が必要とされる能力と意識、
自分が過去に上司から受けた指導や配慮について確認しました。
その後行われたグループ討論では、「動機づけとやる気」「部下への理解と具体的なフィードバック」「聴く力と伝える力」
「意思決定のプロセス」「組織への影響力と自分の成長ステップ」について議論を交わしました。
最後の発表では、「傾聴力」を磨くとの意見が多くみられました。
参加者は、研修を通して考えたことを自社に報告することになっています。
上司や経営者とこの報告を確認することで、確実に参加者自身のPDCAを回すことも研修の課題です。
研修で持ち帰ったものはどの会社でも必要なことですが、短期間に身につくものではありません。
日々の業務の中で忘れずに繰り返すことで身に付き、行動と思考の習慣になるものです。
これを実現するためには、参加者の主体的な報告と上司、経営者のフィードバックも必須です。
研修に行かせて終わりではなく、皆さんから同友会の研修を有効活用されることを願っております。
中堅社員研修は、新入社員や年次の研修とは異なり、同じ社員が複数回参加しても構いません。
むしろ、重ねて参加することにより理解と実行が深まるものと考えます。
また、過去に同研修に参加した先輩社員と議論することも、実践的な学びの機会となるはずです。
中堅社員研修は毎年2月に開催します。
来年も、多くの会社と社員がこの研修を活用されることを願っております。
また、同友会研修をより自社で活用するためにも参加する社員が何を学んでいるのか、そして共に学ぶために参加企業の経営者の方々の
見学も大歓迎です。社員教育委員一同、心よりお待ちしております。
社員教育委員会につきまして不明点やご質問、研修につきましてのお問い合わせを心よりお待ちしております