今回は、株式会社エスワイシー 吉田俊介氏にご報告いただきました。
「30歳までに1,000万円貯めて独立する!」と勇ましく目標を掲げ駆け抜けた「諸突猛進経営」から180度方向転換し、しっかりと軸を整え「理念経営」を実践されている「株式会社エスワイシー 吉田俊介氏」にこれまでのドラマと現状を赤裸々に語っていただきました。
持ち前の調子良さで取締役社長と仲良くなり内定をもらった・・・と語る吉田氏。単純に「調子が良い」だけでは慧眼の取締役社長の目に留まるはずもなく、行動力もあり素直に実践されてきた吉田氏。
人とのご縁を大切にしながら助言に従い叶えた独立。
話す姿から、誠実な人柄が垣間見れました。
お父様の会社の倒産・思いもよらぬ負債を抱えながらも見事に苦難を乗り越え家族も守った吉田氏。
次に待ち構えていたのは杜撰な施工と信頼していた社員の裏切りでした。
これで会社崩壊なのか・・・さらなるどん底から這い上がったのは「理念経営」。
経営指針を作成するために同友会に入り「40部会」へ。ありがたい?!「あだ名」を頂戴しながらもなんとか修了。
しかし、当初は作成したものの腑に落ちずお蔵入りとなったそうです。
腑に落ちずお蔵入りとしていたものの、一念発起しCCS「コーポレート カルチャー スタンダード」に置き換え将来への展望を真剣に築き始めた吉田氏。
3か月おきに見直しを図り、かつ週2回の事例共有などを行い「みんなで」作るべく改善点を話し合うように。
次第に組織もまとまり、立ててきた計画も1つ1つ達成してきたとのこと。
11年後の目標は「任せる人財を育成」することだそうです。
後半は吉田氏からのリクエスト「会社の進むべき方向を社内社外の方にどのように認知してもらっていますか?」について各グループに分かれディスカッション。
各グループ様々な想いや活動について意見交換されました。
社員にまで経営理念を浸透させることはたやすいことではないが、定期的に話し合い社員自らも改善点を挙げることでジブンゴトとなり、思いが行動に繋がり結果として「成果」となる。
また社外に向けての認知は「方法」ではなく「本人の人柄」があってこそ広がっていくのではないかと言った意見が出されておりました。
お人柄と言えば、吉田氏の報告には「家族」にまつわるエピソードが都度語られており、吉田氏の原動力の1つに「家族を幸せにしたい」想いがあるのでは・・・と感じました。
(文書:FuLien・大島明子)
神奈川県中小企業家同友会とは
神奈川県中小企業家同友会は1965年に設立された経営者団体
2022年現在 約840社が加盟しており
(全国組織である中小企業家同友会には約47,000社が加盟)
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この3つを目的を理念の1つに掲げ強靭な経営体質をつくる経営者のための異業種交流団体です。
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