2024年3月7日木曜日、オンラインにて商品アイデア研磨会が実施されました。商品アイデア研磨会は、横浜中央支部の仲間が持つ商品アイデアや課題などを気軽に相談できるよう、伊藤秀司支部長の発案で2022年度から実施されている横浜中央支部独自の取り組みです。この日は12回目の開催となりました。
今回の相談者は、横浜市保土ケ谷区の天王町で2019年より「はな鍼灸治療院」を営む白川英子さんです。白川さんは、社会人になってから鍼灸師の学校に通い資格を取得した勉強家であり努力家です。資格は他にも多彩で、一般用医薬品(第2類・第3類に限る)を販売することができる登録販売者をはじめ、中学校と高等学校の国語教員免許、日商簿記2級、パッチワーク講師、着付け講師なども持っておられます。
白川さんは鍼灸師として、腰痛、肩こり、内科的・精神科的疾患、美容鍼灸、不妊治療、薄毛治療などの治療メニューを提供していますが、さらに、再生医療や若返りプログラムの提供も手がけています。鍼灸治療と若返りプログラム提供の関係性は、一見異なる分野のように思われがちですが、実は密接に関連しています。鍼灸治療は体の不調を整える伝統的な手法であり、内臓機能の改善、血流促進、筋肉の緊張緩和などを通じて、体の内側から健康を促進します。これらの治療は、体を根本から改善し、自然治癒力を高めることを目的としており、若返りプログラムの目指す「細胞レベルでの活性化」と「老化細胞の除去」に通じる理念があります。
今回の相談は、この若返りプログラムのプロモーションに関するものです。
いつものように詳細については記載出来ませんが、若返りプログラムは数々のエビデンスに基づいて設計されています。しかし、専門的過ぎて、どのようにプロモーションしていけば良いのか?白川さんの悩みどころです。商品アイデア研磨会では、具体的な価格設定やプログラム内容が共有され、プログラムへの参加を促すための戦略について議論を行いました。
しかし・・・、意見は飛び交うものの、なかなかピンとくるアイデアが出てきません。珍しく静かな時間が続く中で、流れを変えたのは、参加者が「ふと見つけた」針治療の様子を撮影した写真のインパクトでした。その写真のインパクトには参加者全員が驚き、「この写真を見るだけで効果がわかる」「これは効きそうだ」などの声が出て、積極的にプロモーションに使うべきだとのアドバイスが飛び出しました。これを気に、鍼灸治療のメニューや価格設定についても再度話がふられ、そのオリジナリティや競争力について意見交換が行われました。
この意見交換を経て、参加者は、次第に白川さんの強みに気づいていきます。時間の関係で明確に言語化はされませんでしたが、白川さんのビジネス上の強みは、次から次へとエビデンスを基に論理的に語られる豊富な専門的知識と、患者さん一人ひとりの悩みに寄り添い、最適な治療プランを提案する姿勢だと感じました。この、白川さんの専門性や想いが、ストーリーとして地域の方々に伝わっていけば、白川さんの持つ多彩な才能や、数多く揃えた商品が、地域の人々の健康と美を支えていくのでは?とイメージできる商品アイデア研磨会となりました。
白川さんは、商品アイデア研磨会を受けた感想の中で、自分の中に焦りがあったことや、課題を再認識できたことを挙げておられました。今後は、苦手ではあるが、ブログなどで積極的に情報や想いを伝えていこうかな?とおっしゃっていました。
今回の商品アイデア研磨会では、「はな鍼灸治療院」のある天王町に詳しい参加者との面識もできましたので、今後もぜひ相談しながらビジネスを進めていっていただければと思います。
今後も、商品アイデア研磨会では相談者を絶賛募集中です!一人で悩まずにお気軽にお問い合わせください。もちろん、相談者だけでなく参加者も募集しております。参加者にとっても学びの宝庫となっています。応募資格は横浜中央支部の会員であることのみです。まずはお近くの幹事、特別幹事に声をかけてください。同友会に参加されていない方は同友会事務局までお問い合わせください。多くの応募を心からお待ちしております!